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イスラエル・ハマス停戦発効でレバノン国境は平穏に

(ファイル/AFP)
(ファイル/AFP)
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24 Nov 2023 07:11:45 GMT9
24 Nov 2023 07:11:45 GMT9
  • レバノン南部のイスラエルとの国境では、ガザ戦争が始まって以降攻撃が交わされており、死者が出ている
  • ヒズボラは停戦に応じるかどうかをまだ明らかにしていない

ベイルート:ガザ地区でのイスラエルとハマスの間の戦争が一時停戦に入った24日、レバノン南部の国境に平穏が戻った。国営メディア、住民、AFP記者が伝えた。

10月7日にガザ戦争が勃発して以降、レバノン南部のイスラエルとの国境では、主にイスラエル軍とレバノンのヒズボラ運動およびパレスチナ過激派組織との間で攻撃が交わされており、死者が出ている。

ヒズボラは、カタールがエジプトと米国の協力を得て仲介した一時停戦合意の条件に従うかどうかをまだ明らかにしていない。

レバノン国営通信は、「ガザ地区の人道的停戦が午前7時(GMT5時)に発効し、南部国境は不安定な平穏に包まれた」と報じた。

ガザ地区での4日間の停戦中に、ハマスが10月7日の攻撃の際にイスラエルから拉致した50人の人質と、イスラエルの刑務所に収監されている150人のパレスチナ人囚人が交換されることになっている。

国境地域のマルジャユーンにいたAFPの記者によると、停戦発効の10分前には銃撃戦の音が聞こえていたが、その後銃声がしなくなったという。

国境地域のアルマ・アル・シャアブの住民らも、状況は落ち着いており、頭上を飛ぶイスラエル軍機や偵察ドローンの音が聞こえなくなったと語った。

停戦発効前夜、ヒズボラはイスラエル軍に対する越境攻撃を強め、同軍はこれに対抗してレバノン南部を攻撃した。

ヒズボラは24日、レバノン南部からイスラエルの拠点を22回攻撃したと発表した。また、同日にレバノン南部で同組織の戦闘員7人が死亡したと述べた。

ヒズボラは、ハマスが10月7日にイスラエルを攻撃して以来、同組織を支持して行動してきたとしている。イスラエル当局によると、ハマスの攻撃で約1200人(その大半は民間人)が死亡し、約240人が人質に取られた。

イスラエルはハマスを殲滅すると宣言している。ガザ地区のハマス政府によると、イスラエルの同地区における報復的な空爆と地上攻撃による死者は1万5000人近くに達しており、そのうち数千人は子供である。

AFPの集計によると、イスラエルとヒズボラの越境衝突により、レバノンで少なくとも77人のヒズボラ戦闘員と14人の民間人を含む109人が死亡している。

死者の中には、3人の記者、ヒズボラ議会ブロック代表の息子、ハマスのレバノンにおける軍事部門の幹部も含まれている。

イスラエル当局によると、同国側では6人の兵士と3人の民間人が死亡している。

AFP

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