ニューヨーク:クウェートは、自国の女性たちを(男性と)「対等なパートナー」として地位づけ、国として持続可能な未来を目指していく上で大きな力となることを望んでいると、同国の社会問題・地域開発兼女性・児童問題担当相が強調した。
マイ・アル・バグリ社会問題・地域開発兼女性・児童問題担当相は、ニューヨークで開催された「国連女性の地位委員会」の席上、技術革新を含む様々なレベルで女性が前進を遂げていくことをクウェートは望んでいる、と述べた。
同相はまた、今回の委員会会合が、2030年に設定された世界的な持続可能な開発の目標達成期限まであと7年という重要な時期の開催となったことを指摘した。
「クウェートの女性たちは、立ちはだかる試練や困難に立ち向かい、彼女たちの努力は、新たなクウェートの創造における有効かつ中心的な要素として実を結んでいます」とアル・バグリ大臣は語った。
国営クウェート通信(KUNA)によると、国連の持続可能性目標が男女平等な社会の実現および女性・女児の地位向上を掲げていることも、同相は指摘したとのことである。
同相はさらに、社会、政治、経済、保健に関する課題に直面しても、国連がその一体となった力を発揮して前進するよう加盟諸国に促した。
クウェートの憲法は男女平等を保証しており、女性たちはこの目標の達成を目指し忍耐と決意と情熱をもって取り組んできた、とアル・バグリ大臣は述べた。
クウェートは、女性の権利を認めるだけでなく、国連女性差別撤廃条約を1994年の加入以来遵守している。クウェートでは2005年に女性に初めて選挙権が与えられた。
アル・バグリ大臣は、女性が国内の労働人口の59%を占め、世界標準の39%を上回っていること、また指導者の21%を占めていることを指摘している。
「そのため、女性たちは国家開発戦略であるクウェート・ビジョン2035を達成するための重要な力となっている」と同相は語った。
科学関連分野では、医学部や工学部における女子学生の割合は75%に達しており、医療科学部や薬学部ではさらに高くなっているという。