
ベイルート: 日産自動車の弁護士は、月曜日、同社の元最高経営責任者であるカルロス・ゴーン被告のレバノンの邸宅の使用をめぐる訴訟について、3月末にも判決が出る見通しであるとAFPに語った。
日本の大手自動車会社である日産は、同社が購入したベイルート中心部にある邸宅をゴーン被告が違法に使用しているとして、15ヶ月前に提訴していた。
日産側のサキール・アルハシェム弁護士は、日産はゴーン被告に対し、保釈中に日本から逃亡して以来住み続けているレバノンの邸宅からの立ち退きを求めていると述べた。
ハシェム弁護士によると、月曜日の公判終了後、次の審理を経て3月30日にベイルートの法廷で判決が下される予定だという。
裁判所は、先月、ゴーン被告が日産に対しレバノンの邸宅前に警備員を常駐させることを求めた要請を却下している。
ゴーン被告は、ベイルートの高級住宅街にあるピンク色の壁に淡いブルーのシャッターが付いた、一際目立つその邸宅の正当な所有者であると主張している。
日産・ルノー・三菱アライアンスの元トップであったゴーン被告は、会社の資金を不正流用したかどで数年間の懲役刑が下る可能性があった日本から昨年末逃亡している。
同被告は謎に包まれた状況下でレバノンに到着し、周到に準備された1月8日の記者会見で無罪を主張して以来、ほとんど公の場に姿を表していない。
AFP