
アンカラ:トルコ外務省は、占領下にあるヨルダン川西岸地区ジェニン難民キャンプへのイスラエル軍による襲撃および同地のモスク冒涜を強く非難し、責任者の処罰を求めた。
イスラエル軍は病院で若者を殺害し、ジェニンのモスクでユダヤ教の祈りを唱えた。パレスチナ当局によると、この襲撃で12人が死亡し、イスラエルは多数の過激派を逮捕したと述べている。
トルコ外務省のオンク・ケチェリ報道官は14日夜、ソーシャルメディア「X」に次のように投稿した。「ジェニン難民キャンプを急襲し、モスクに侵入して神聖な場所を冒涜したイスラエル兵の挑発行為を、我々は強く非難する」
「東エルサレムとヨルダン川西岸地区では、入植者のテロとイスラエル治安部隊によるパレスチナ人に対する強い圧力と攻撃により、緊張が非常に高まっている。イスラム教の聖地に対する攻撃をただちに終わらせ、これらの挑発行為を行った者を最も厳しい方法で処罰することを、我々は期待する」と彼は付け加えた。
パレスチナ政府は声明で、ジェニンでの作戦を「危険なエスカレーション」と批判し、一部のイスラエル軍によるモスクへの冒涜が宗教的緊張を煽ったと述べた。イスラエル軍は兵士を処分すると発表した。
何十年も続くイスラエルとパレスチナの紛争に対する二国家解決を支持するトルコは、イスラエルがガザやヨルダン川西岸地区を攻撃していることを厳しく批判し、同地域のイスラエル人入植者は「テロリスト」であると述べた。同国は即時停戦を求めており、イスラエルに対する西側諸国の支援を非難している。
ロイター