• 殺害は今週、ガザ市のリマル地区で行われたとされる

エルサレム：国連人権事務所は、イスラエル軍が少なくとも11人の非武装のパレスチナ人を「即座に殺害」したとの報告を受けたと発表し、ガザでの戦争犯罪の可能性を示唆した。

ヨルダン川西岸地区の都市ラマッラーにある同事務所によると、殺害は今週、ガザ市のリマル地区で行われたとされる。

同事務所は20日、「イスラエル国防軍（IDF）が少なくとも11人の非武装のパレスチナ人男性を殺害したという不穏な情報」を受け取ったと発表した。

同事務所は、この事件は「戦争犯罪の可能性について警鐘を鳴らしている」とし、男性たちは家族の目の前で殺されたと付け加えた。

報告書によると、部隊はまた、女性や子供に部屋に入れるよう命じ、「銃撃もしくは部屋への手榴弾の投げ込みにより、幼児や子供を含む何人かが重傷を負ったと伝えられている」という。

イスラエル当局は即座のコメントを控えた。

同事務所によれば、イスラエル軍は以前にも意図的に民間人を標的にし、殺害したとして非難されている。

イスラエルとガザ地区を統治するハマスとの間の戦争は、イスラム主義組織が10月7日にイスラエル南部を襲撃したことを受けて始まり、イスラエルの数字に基づくAFPの集計によると、この襲撃で約1140人が殺害された。

イスラエルによるガザへの報復攻撃により、ハマス政府によれば、少なくとも2万人が殺害され、そのほとんどが子供と女性だという。

AFP