ニューヨーク:数百人の親パレスチナ・デモ参加者は28日、ニューヨークの街頭に繰り出し、包囲されたガザ地区への激しい砲撃を続けるイスラエルに反対するデモの中で模擬葬儀を行った。
即時停戦を要求する横断幕を掲げた活動家たちが、マンハッタンのブライアント・パークに集まった。また、一部の活動家はニューヨークのミッドタウン地区中心部の賑やかな6番街の中心に一時的に繰り出した。
黒服に身を包んだ数人の女性が、白い布に包まれた赤ん坊の人形を抱きかかえ、沿岸部のガザ地区で戦闘の犠牲となった子供たちを表現した。
模擬葬列はニューヨークを象徴するタイムズスクエアに向かい、巨大な電子広告を背景に抗議行動が続けられた。
「今日の抗議行動は、ガザでは現在、すべての人々を勘定に入れなくても、子供だけで1万人近くが殺されているという事実に注意を喚起するためのものです」と、アーキビストのグレース・リールさん(64)は語った。
10月7日のハマスによるイスラエルへの襲撃で始まった戦争は、ガザ北部の大部分を破壊し、特に南部の都市ハーン・ユーニスでは砲撃と戦闘が激化している。
イスラエルは10月7日の襲撃に対する報復として、ハマスの殲滅を宣言している。イスラエルの数字に基づくAFPの集計によれば、この襲撃による死者は約1140人で、そのほとんどが民間人だという。
イスラエルによる執拗な空爆と地上侵攻により、ハマスが統治するガザの保健省によれば、少なくとも21,320人が殺害され、そのほとんどが女性と子供だという。
10月7日の襲撃とイスラエルの軍事的報復以来、ニューヨークでは、親パレスチナ派と親イスラエル派の両派のデモ隊が街頭に繰り出し、何十回もの抗議デモが行われている。
AFP