
ワシントン: 2024年1月6日土曜、付近に複数の商船が航行していた紅海の国際水域上空で無人機を撃墜したと発表したと、米国防総省が発表した。
数日前には、アメリカをはじめとする12か国が共同で、イエメンのフーシ派に対し、紅海での船舶に対する一連の攻撃を止めるよう警告していた。
米中央軍は土曜、ソーシャルメディアに、アーレイ・バーク級ミサイル駆逐艦ラブーンが「イエメンの親イラン武装勢力フーシ派が支配する地域から発進した無人機を、防衛のために撃墜した」と投稿した。
けが人は出ていないという。
また、今回の事件は紅海南部の「付近に複数の商船がいる」なかで発生したと述べた。
ラブーンは、イスラエルとハマス戦争勃発直後にこの地域に派遣された空母打撃群の一部で、以前にもフーシ派勢力が発射したとみられる無人機を撃墜していた。
米国防総省の統計によると、2023年10月7日に戦争が勃発して以来、フーシ派勢力は紅海とイスラエルを標的とし、100回以上、無人機とミサイルによる攻撃を行っている。
フーシ派は、イスラエルがハマスと戦闘しているガザ地区での攻撃停止を求めるため、イスラエルとイスラエル関連船舶を標的にしていると述べている。
フーシ派の攻撃により、世界貿易の最大12%が通過する貿易回廊が危険にさらされており、アメリカは紅海の海運を保護するため、多国籍海軍部隊の発足を促している。
2024年1月3日水曜、アメリカ主導の国々が共同でフーシ派勢力に対し、船舶への攻撃を即刻中止しなければ、何らかの深刻な結果を招くと警告していた。
しかし、デンマークの海運大手マースクは金曜、非常に不安定な情勢を理由として、「当面の間」紅海とスエズ運河を使用せず、すべての船舶をアフリカを回るルートに変更すると発表した。
AFP