
テヘラン:イランは19日、地域の緊張が高まる中、南西部から南東部の沿岸に広がる地域で、敵対目標を迎撃するよう設計されたドローンを使った防空演習を成功裏に実施したと発表した。
「イラン軍は、ドローンを使って敵対的な標的を迎撃する新たな防空方法を成功させた」と国営「プレスTV」はイラン軍報道官の発言を引用して伝えた。
18日に始まった2日間の演習は、南西部フゼスタン州アバダンから、南東部シスタン・バルチスタン州チャーバハールまで、パキスタンとアフガニスタンと国境を接する地域を対象としている。
地元メディアによると、イラン軍の空軍と海軍、革命防衛隊(IRGC)の航空宇宙軍と海軍が演習に参加したという。
ガザでの戦争を背景に、イランと、イランと同盟関係にある中東各地の民兵組織は、ガザ地区のパレスチナ人を支援するため、地域のイスラエルと米国の標的への攻撃を実施している。
イランはまた、シリアでダーイシュの拠点とする地域への攻撃を開始し、イラクではイスラエルの諜報センターを攻撃したと発表した。
ロイター