
ベイルート:ハマスの幹部は3日、ガザでのイスラエルとの約4ヶ月に及ぶ戦争を一時停止するための暫定的な停戦協定については、まだ最終的な合意に至っていないと述べた。
ハマスの指導者たちは、イスラエル、カタール、エジプト、アメリカの高官たちによってまとめられた枠組み案を検討しているが、「我々の立場を発表する」ためにはもっと時間が必要だと、レバノンを拠点とするハマスの幹部オサマ・ハムダン氏は述べた。
同氏は記者会見で、ハマスは「パレスチナ人に対するこの野蛮な侵略に終止符を打つためなら(…)いかなる取り組みについてでも話し合う用意がある」と「繰り返し述べてきた」と語った。
しかしハムダン氏は、パリで調停者が起草した停戦案を受け取ったことを確認したものの、まだ合意には至っておらず、計画には詳細が欠けていると述べた。
「我が国の人々が苦しんでいる侵略行為にできるだけ早く終止符を打ちたいという(…)願いに基づいて」、すぐに「我々の立場を発表する」と同氏は付け加えた。
この戦争は、10月7日のハマスの襲撃によって勃発し、公式の数字に基づくAFPの集計によれば、イスラエルでは民間人を中心に約1,160人が殺害された。
武装勢力はまた、約250人の人質を拘束したが、そのうち約100人は11月下旬の1週間の停戦中に解放された。イスラエルはまだ132人の捕虜がガザに残っていると発表しており、そのうち少なくとも27人が殺害されたと見られている。
この襲撃に対して、イスラエルは空・陸・海からの攻撃を開始し、ハマスが統治するガザの保健省によれば、ガザで少なくとも27,238人が殺害され、そのほとんどが女性と子供だという。
ハマスの情報筋によると、現在の3段階の停戦案には、最初の6週間の戦闘休止と、イスラエル人人質の解放と引き換えのパレスチナ人囚人の解放が含まれており、延長の可能性もあるという。
いかなる合意にも先立ち全面停戦を要求しているハマスのハムダン氏はまた、ハマスの立場を「歪曲」することを目的とした「イスラエルの偽情報キャンペーン」を非難した。
イスラエルは「侵略を続けるために(…)これまですべての取り組みを拒否している」と同氏は述べた。
米国務省によると、アントニー・ブリンケン米国務長官は、合意を求めるため、数日中に再び中東を訪れる予定だという。
AFP