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イスラエル「ガザ市南部で人質監禁用トンネルを発見」

イスラエルはガザに132人の人質が残されていると述べ、そのうち29人は死亡したとみている。(File/AFP)
イスラエルはガザに132人の人質が残されていると述べ、そのうち29人は死亡したとみている。(File/AFP)
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08 Feb 2024 05:02:44 GMT9
08 Feb 2024 05:02:44 GMT9
  • 特殊部隊は全長1キロ以上にわたる「戦略的地下トンネル」を発見した

エルサレム:イスラエル軍は7日、ガザ南部の主要都市ハーン・ユーニスでハマス幹部が人質の監禁に使用していたトンネルを発見し、破壊したと発表した。

特殊部隊は「標的への襲撃」の中で、1キロ以上(0.5マイル強)にわたって延びる「戦略的地下トンネル」を発見した。

イスラエルは10月7日に発生した破壊的な攻撃の首謀者を追い詰めるべく、ここ数週間、ガザの指導者ヤヒヤ・シンワル氏の自宅があるハーン・ユーニスに激しい集中砲撃を行っている。

イスラエル軍の公開した画像には、タイル貼りの壁と床から天井まで鉄格子がついた「人質部屋」が映っていた。

「このトンネルには異なる時期に約12人の人質が拘束されており、そのうち3人はイスラエルに戻ったが、残りの人々はまだガザで拘束されている」と声明は伝えている。

イスラエル軍はここに拘束されている人質の詳しい情報は公開していない。

また、このトンネルは「民間人の居住地域の中心部の地下」に建設され、寝室やキッチン、兵士の休憩所などもあり、「複雑に入り組んだ地下迷路」の一部だったという。

トンネルは「テロ組織ハマスの上級幹部の潜伏場所や人質の監禁場所」として使用されていた。また、最近発見された別のトンネルとつながっており、そこにも別の人質が監禁されていた。

イスラエル軍の動画には、集合住宅近くの屋外にある小さな入口から中に入る特殊部隊が映っていた。入口の周囲には瓦礫やコンクリートの残骸が散乱しており、爆弾によってあけられたとみられる。

また、イスラエル軍は手榴弾やロケット推進手榴弾(RPG)を見せ、これは軍が発見し、無効化したものだと述べた。

イスラエルの公式発表に基づくAFP通信の統計によると、10月7日にイスラエル南部で発生した攻撃によって約1,160人が死亡し、約250人の人質が拘束されたが、そのほとんどが民間人だった。

イスラエルは、ガザに132人の人質が残されていると述べ、29人が死亡したとみている。

人質や行方不明者の家族による団体Hostages and Missing Families Forumの声明によると「彼らは地下トンネルに閉じ込められ、暗闇、飢え、恐怖、孤独、性的虐待などの困難に直面している」「ただちに彼らをそこから出さなければ、これ以上生き延びることができないかもしれない」

ハマスが運営するガザの保健省によると、イスラエルの空爆から逃れるため、100万人以上のパレスチナ人がガザ最南部に避難しており、2万7,700人が空爆によって死亡した。

イスラエル軍は、計画的に民間インフラの中や周辺に入口が作られた「ガザメトロ」と呼ばれるトンネル網にハマス幹部が潜伏していると断言する。

AFP

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