テヘラン:イラン当局は、2日前の夜のイスラエルによるイラン攻撃を受けて、イランの力をイスラエルにいかに示すのが最善かを決定すべきである。イランの国営IRNA通信は、最高指導者ハメネイ師の談話を引用して、日曜日に伝えた。
IRNA通信は、ハメネイ師が「2日前の夜にシオニスト政権(イスラエル)が犯した悪事は、軽視も誇張もすべきではない」と述べたと伝えた。
一方、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は日曜日、イスラエルのイランに対する空爆は「正確かつ強力」で、その目標をすべて達成したと述べた。
「我々はイランの攻撃に対して応戦すると約束し、土曜日に攻撃を行った。イランに対する攻撃は正確かつ強力で、その目標をすべて達成した」とネタニヤフ首相は、昨年10月7日のハマスによる攻撃のヘブライ暦記念日を祝うスピーチで述べた。
イスラエルの空爆は、10月1日にイランがイスラエルに対して約200発のミサイルを発射したことへの報復であった。その大半はイスラエルの防空システムによって迎撃されたが。
「イランはイスラエルに対して数百発の弾道ミサイルを発射したが、この攻撃は失敗した」とネタニヤフ氏は述べた。
「我々は約束を守った。イスラエル空軍はイランを攻撃し、イランの防衛能力とミサイル生産拠点を攻撃した」と彼は述べた。
イランは、イスラエルが首都およびその他の州の軍事施設を標的にしたことを認め、空襲による被害は「限定的」だったが、兵士4人が死亡したと述べた。
土曜日に、イランはイスラエルによるイラン軍事目標への夜間空爆を軽視し、限定的な被害しか与えなかったと述べた。一方、中東全域での全面的な紛争勃発の懸念が高まる中、米国のジョー・バイデン大統領はエスカレートの停止を呼びかけた。
イスラエルの軍事当局によると、イスラエルの戦闘機数十機が、テヘラン近郊およびイラン西部のミサイル工場やその他の施設に対して、夜明け前に3波にわたる空爆を行った。
ハメネイ師は、イランの力をイスラエルに対して示すべきだと述べ、その方法については「当局が決定すべきであり、国民と国にとって最善の利益となる方法を取るべきだ」と付け加えた。
ロイター