
ガザ地区:援助機関が迫りくる深刻な飢餓状態について警告し、イスラエルとハマスの停戦と人質解放の取引についてカイロで新たな協議が行われる中、激しい戦闘が封鎖状態のガザを襲った。
米国は停戦を求める国連安全保障理事会決議に対して拒否権を行使した翌日、仲介国とハマスが関与する新たな協議のためにブレット・マクガーク中東政策調整官を派遣した。
国連の世界食糧計画は、援助トラックの車列が銃撃され、略奪が行われたのを受けて、「完全な混乱と暴力」によりガザ北部への援助物資の搬入を中止せざるを得なかったと発表した。ハマスはこの中止を「死刑宣告」だとした。
ブラジルのルイス・イナシオ・ルーラ・ダ・シルバ大統領がガザでの作戦をホロコーストに喩えたが、コロンビアのグスタボ・ペトロ大統領も、イスラエルが「ジェノサイド(大量虐殺)」を行っていると非難した。
シリアでは国営テレビがイスラエルのミサイル攻撃によりダマスカスで少なくとも2人が死亡したと報じたが、イスラエルはこれについてのコメントを拒否した。
イスラエルの占領下にあるヨルダン川西岸地区でも、暴力が広がっている。イスラエル軍は同軍が北部の町ジェニンにおいて、夜間の急襲作戦で過激派組織のパレスチナ人3人を殺害したと発表した。
AFP