
アンカラ:パレスチナ自治政府(PA)はラマダンまでにガザ紛争の停戦合意が成立することを望んでいる、とPAのリヤード・マーリキー外相が2日に語った。
トルコのアンタルヤで開催された外交フォーラムでの記者会見で、マーリキー外相は、パレスチナ自治政府が戦争後のガザを支配する「唯一の合法的な政府」になるだろうと語った。PAは、イスラエル占領下のヨルダン川西岸地区の一部で自治権を行使しているが、権力は制約されており、2007年に武装組織ハマスにガザの支配権を奪われていた。
イスラエルとハマスは、ラマダンまでに戦闘を停止することを目的として、仲介者を通じてガザでの停戦について交渉してきた。ラマダンはイスラム教の断食月で、今年は3月10日に始まる予定だ。
ハマスが支配するガザの保健省は2日、過去24時間で新たに92人の死亡が確認されたことで、パレスチナ自治区での戦争中の死者数が3万320人に達したと発表した。
また保健省は、昨年10月7日に軍事衝突が起こって以降、ガザで7万1533人が負傷したと発表した。
ロイター