
イスタンブール:トルコは24日、イスラエルの情報機関モサドのスパイ容疑で特別刑事1人を含む7人を拘束したと発表した。
トルコのスパイ組織とイスタンブールの対テロ警察による捜査の結果、容疑者らは金銭目的でモサドに情報を流していたことが判明した、と国営通信アナドルが報じた。
今回の家宅捜索は、トルコ当局が1月に拉致計画やモサドのスパイ容疑で34人を検挙した後のことである。
イスタンブールの検察当局は、12人の容疑者が逃亡中であると発表していた。
トルコとイスラエルの関係は、約5ヶ月前のガザ紛争勃発後に崩壊した。
トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領は、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相を世界で最も厳しく批判する人物のひとりとなった。
彼はネタニヤフ首相をアドルフ・ヒトラーになぞらえ、イスラエルの西側同盟国に対し、ガザで行われている「国家テロ」への支援を取りやめるよう求めている。
1月の逮捕後、エルドアン大統領はトルコの作戦がイスラエルを「深刻に混乱させた」と述べた。
「ちょっと待て。トルコを思い知るだろう」
AFP