ベイルート: レバノンのヒズボラは日曜日、イスラエル北部に数十発のロケット弾を発射したと発表した。前日には、イスラエルによる攻撃でレバノン南部で同グループのメンバー3人を含む5人が死亡した。
ハマスの同盟ヒズボラと宿敵イスラエルは、10月7日にイスラエルとハマスの戦争が始まって以来、国境を越えてほぼ毎日砲火を交わしている。
ヒズボラは午前中、国境から8キロ(5マイル)離れたイスラエルのメロンに「数十発のカチューシャ型ロケット弾」を発射したと発表した。
メロンには主要な航空管制基地があり、イランに支援されたグループは今年に入ってから何度か標的にしている。
ヒズボラは、「南部の村や市民の家に対するイスラエルの攻撃、特に前日のケルベト・セルムの戦闘員の家に対する攻撃に対抗して」行動したと述べた。レバノンの公式国営通信によれば、同じ攻撃で女性ともう一人も死亡した。
「イスラエル北部でサイレンが鳴り響いた後、レバノンからイスラエル領土に向けて約35発が発射された、そのうちのいくつかは迎撃された」とイスラエル軍は日曜日に発表した。
声明は、イスラエル空軍が夜間にヒズボラのインフラを攻撃したと付け加えた。
AFPの集計によると、10月8日に国境を越えた暴力が始まって以来、レバノンでは少なくとも312人が死亡した。
イスラエル側では、最新の公式発表によれば、兵士10人と民間人7人が死亡している。また、国境の両側での戦闘により、数万人が避難している。
空爆は今のところ国境地帯にとどまっているが、ここ数週間、ヒズボラのさらに北の陣地を攻撃した例もあり、本格的な紛争に発展する恐れが高まっている。
ヒズボラは、ガザでの停戦が実現するまで、イスラエルへの攻撃を停止しないと繰り返し述べている。
しかし、イスラエルのヨアヴ・ガラント国防大臣は最近、ガザでの停戦は、武力であれ外交であれ、ヒズボラをレバノン南部から追い出すというイスラエルの目標に変わりはないと述べた。
AFP