
ジュネーブ:世界食糧計画(WFP)は24日、チャドにいる数十万人のスーダン難民(その一部は飢餓に瀕している)への食糧援助は、さらなる資金援助がなければ来月にも停止されるだろうと述べた。
約1年前にスーダンで紛争が勃発して以来、50万人以上のスーダン難民が長い砂漠の国境を越えてチャドに逃れてきた。
しかし、WFPによれば、彼ら全員を養うのに苦労しており、すでに多くの人々が食事を抜いているという。スーダン難民の5歳未満の子どもの半数近くが深刻な貧血に苦しんでいる。
WFPチャド代表兼カントリー・ディレクターのピエール・オノラ氏は、「数年前には考えられなかったような方法で、すでに活動を削減しており、苦しむ人々を飢餓に近い状態にしています。この事態が大惨事になるのを防ぐため、支援者が必要なのです」
飢餓が悪化しているスーダンのダルフールへのチャドからの供給ルートも、資金不足のために危険にさらされているとWFPは述べた。
WFPは、より多くの資金があれば、チャドの難民の一部が濁流によって物資の供給を断たれる雨季を前に、食糧在庫を確保することができる。WFPは、今後6ヶ月間の継続的な支援を確保するため、2億4,200万ドルを緊急に要求している。
ロイター