
マドリード:アムネスティ・インターナショナルの代表が水曜日に語ったところによると、戦争で荒廃したガザに海港を建設したり空輸したりして援助を届けようとする努力は、紛争を収束させるための国際的な無力さの表れだという。
イスラエルによるハマスとの戦争が長引く中、ガザは深刻な人道的危機に見舞われている。エジプトからの援助トラックの流れが鈍化しているため、国連は飢餓の到来を警告している。
ガザの240万人の人口を維持するために必要な基本的物資のほんの一部しか陸路で入ってこないため、外国政府は空輸とキプロスからの海上回廊に頼っている。
しかし、アムネスティの事務局長であるアグネス・カラマード氏は、陸路での物資輸送の遅れについて、誰もイスラエルの責任を問わないと述べた。
「国際社会はイスラエルの責任を追及しなければなりません。つまり、空輸や港の建設は、国際社会の無力さと弱さの表れなのです」
今月初め、ジョー・バイデン米大統領は、ワシントンがガザへの援助物資輸送のために臨時の港を設置する計画を立てていると述べた。
しかし、カラマード氏は、国際社会が、致命的な紛争がこれからも続くことを容認しているように見えるのは「大きな懸念」だと述べた。
「大きな懸念は、港を建設し、人道支援を海上輸送するための投資案は、国際社会が……状況が長引くことを期待しているように見えることです。なぜ2ヶ月もかかる投資をするのですか?非常に憂慮すべきことです。3万人以上が亡くなっているのです」
これとは別に、イスラエルの議員たちは水曜日に、イスラエルのガザ紛争が6ヶ月目に突入する中、ガザ戦争に数百億シェケルを追加する2024年の修正国家予算を最終承認した。
修正予算では、国防費と戦争で被害を受けた家庭や企業への補償費が追加される。
クネセト(議会)のメンバーは、5840億シェケル(1600億ドル)、債務返済を含めると7240億ドルの支出パッケージに63対55で賛成した。
「修正された戦争予算は…明確な目標を掲げている。戦争に勝利し、予備兵を支援し、国内戦線を強化し、イスラエル経済を成長させ続けることだ」と、べザレル・スモトリッチ財務相は採決後に述べた。
AFP