
ベイルート: レバノンのナジーブ・ミカティ暫定首相は月曜日、ガザでの即時停戦を求める国連安全保障理事会の決定を受けて、各国はイスラエルにレバノン攻撃を止めるよう圧力をかけるべきだと述べた。
イスラエル軍とレバノンの武装組織ヒズボラは、ガザ紛争と並行して、レバノン南部の国境を越えて銃撃戦を続けている。ヒズボラは、国連の採決についてすぐにはコメントしなかった。
ミカティ氏は、事務所が発表した声明の中で、この動きを歓迎し、「イスラエルによるガザ地区への侵略を止めるための第一歩だ」と述べた。
「レバノンに関しては、イスラエルの敵がレバノン南部への継続的な侵略を止めるよう圧力をかけるよう、関係国に改めて呼びかける」と声明は述べている。
イスラエルのヨアヴ・ガラント国防大臣は、ガザにまだ人質がいる間は、イスラエルはハマスとの戦争を止めることはできないと述べた。
ミカティ氏は2月にロイター通信に対し、ガザでの停戦は、レバノンとイスラエルが南部国境での敵対行為を停止させ、両国間の紛争となっている国境線を画定するための間接的な協議を行うきっかけになるだろうと語った。
ヒズボラも、ガザ停戦が実現すればイスラエルへの砲撃を停止すると述べている。しかし、イスラエルとアメリカの当局者は、ガザでの停戦が自動的にレバノンにまで及ぶことはないだろうと述べている。
ロイター