
エルサレム:10月7日のハマス攻撃で拉致されたイスラエル人質の一人が死亡し、遺体はガザで保管されていると、人質家族を代表する2つの団体が火曜日に発表した。
2人の父親であるウリエル・バルフさん(35)は、ガザでの戦争の発端となった前代未聞の攻撃でハマス過激派によって364人が殺害されたスーパーノヴァ音楽祭から連れ去られた。
イスラエル軍は、彼の遺体はガザで拘束されていると家族に伝えたと、人質グループ「ティクヴァ・フォーラム」は声明で述べた。
また、別のグループ「人質と行方不明の家族フォーラム」も、バルフさんが殺されたと述べた。
同団体は、8歳と5歳の子供を持つこのテクノファンを、”人生を愛し、楽しむことが大好きな陽気な人だった “と表現した。
そして「ウリエルの遺体はまだハマスに拘束されている」と述べた。
AFPがイスラエルの公式発表を集計したところによると、戦争の引き金となった10月7日のイスラエルへの攻撃で、武装勢力は253人のイスラエル人と外国人の人質を拘束し、そのほとんどが民間人で、およそ1,160人が死亡した。
11月末の停戦中に約100人の人質が解放されたが、その一部はパレスチナ人囚人と交換された。
イスラエルは、死亡したと推定される34人を含む約130人の捕虜がガザに残っていると考えている。
AFP