
リヤド:シリアのイラン大使館に隣接する軍司令部が爆撃された。イスラエルによるものと疑われる、アルアラビーヤが報じた。
イラン革命防衛隊は、幹部2人を含む7人の隊員が死亡したことを確認し、イスラエルによるガザ地区での軍事作戦に対する地域の緊張を高めた。
イランの駐シリア大使は、空爆は大使館敷地内の彼の住居、最上階の2フロアを含む領事官舎を襲った、と述べた。
しかし、アラブの放送局は、空爆の標的はダマスカスのイラン大使館ではなく、大使館に隣接する軍司令部であったと述べた。
「我々は、ダマスカスのイラン領事館ビルを標的とし、罪のない多くの人々を殺害したこの残虐なテロ攻撃を強く非難する」とシリアのファイサル・ミクダード外相は語った。
シリアの国営メディアによれば、イスラエルは占領下のゴラン高原からメゼを標的に攻撃を開始し、その一部はシリアの防空システムによって撃墜されたという。
イスラエルは長い間、シリアにあるイランの軍事施設やその代理機関の施設を標的にしてきたが、月曜日の攻撃は、イスラエルが広大な大使館敷地そのものを攻撃した初めてのケースだった。
イラク、ヨルダン、オマーン、パキスタン、カタール、サウジアラビア、アラブ首長国連邦などのイスラム諸国も、ロシアと同様にこの攻撃を非難した。
ガザ戦争は、イランが支援するハマスにより、10月7日のイスラエルへの攻撃によって勃発し、イスラエルの集計によると約1200人が死亡、253人が人質に取られた。本件が、報復攻撃をさらに激化させている。
パレスチナ保健当局によれば、イスラエルのガザ攻撃で32,000人以上のパレスチナ人が死亡したという。
イスラエル軍は、シリアのアサド大統領を支持するイランのイスラム革命防衛隊と、イランが支援するレバノンの武装組織ヒズボラに対する、シリアでの空爆を繰り返している。
イランのメディアは、2008年から2016年までシリアとレバノンで同防衛隊の司令官を務めたモハマド・レザ・ザヘディ准将が、高官のモハマド・ハディ・ハジ・ラヒミ准将とともにイスラエルの空襲で死亡したと報じた。
ザヘディ准将は、2005年から2008年までIRGCの地上部隊を指揮し、2005年から2006年までは陸上警備隊司令官の地位を維持しながら、タール・アラー基地の指揮を執った。
2016年から2019年まで親衛隊副作戦部長を務め、イラン・イラク戦争では指揮官の一人であり、1983年から1986年まで第44旅団カマル・バニ・ハシェムの指揮を執った。2005年の短期間、彼はIRGCの空軍を指揮した。
シリアとレバノンの革命防衛隊の参謀総長であるフセイン・アミール・アラー准将も攻撃で死亡したとアルアラビーヤは伝えた。
– アルアラビーヤ、ロイター、AFPの情報による