
ワシントン:米軍は月曜、紅海周辺でイエメンのイラン系フーシ派の防空システム、無人航空機を破壊したが、商業船や米軍、連合軍の船舶に負傷者や被害は報告されていないと発表した。
米中央軍司令部は「X」で、イエメンのフーシ派支配地域にある2発のミサイル発射準備の整った防空システム、地上管制ステーション、そしてフーシ派がイエメンから紅海上空に打ち上げた無人航空機1機を破壊したと発表した。
「これとは別に、4月7日午前8時頃(サナア時間)、イエメンのフーシ派支配地域から、連合軍艦船が護衛していたマーシャル諸島籍の英国所有、イタリア運航の貨物船『M/V Hope Island』が運航していたアデン湾に向けて、対艦弾道ミサイルが発射された」と同司令部は続けた。
フーシ派の攻撃は、スエズ運河を経由する世界的な海運を混乱させ、企業はアフリカ南部を迂し、より長距離で、よりコストのかかる航路への変更を余儀なくされている。米国と英国はイエメンのフーシ派への攻撃を開始した。
イエメンで最も人口の多い地域を支配するフーシ派武装勢力は、イスラエルのガザでの軍事行動への抗議であり、パレスチナ人への連帯を示すものであるとしている。
イスラエルによるガザ戦争は、現地の保健省によれば、3万3千人以上を殺害し、230万人の人口のほぼ全員の避難を余儀なくされた。
イスラエルの攻撃は、パレスチナのイスラム主義組織ハマスが10月7日にイスラエルを攻撃し、イスラエルの集計によれば1,200人が死亡した後に始まった。
ロイター