
Daoud Kuttab
アンマン:ヨルダン政府は、21日の午前7時から3月24日火曜日まで厳しい外出禁止令を出す予定だ。前に政府は新型コロナウイルスの大流行を受け、市民に在宅するよう警告を発したが、市民はそれを無視した。
オマル・ラッザーズ首相の命令は、3月18日に同国で戒厳令が布告された後に出された。
ヨルダン警察の元スポークスマン、Basheer Al-Daaja大佐は、首相が外出禁止令発令を決めたのは驚くことではなかったとアラブニュースに語った。
「首相は、規律正しくない人たちが家にいようとしないのなら、自身の権限を行使し、国を封鎖せざるを得ないだろうと警告していました」
「この外出禁止令は、歩行者や乗り物の中にいる人に適用され、多くの重要な民間および公共施設が警備されなくなります。私は、治安部隊が兵を配置してこれらの場所を警備すると予想しています」と彼は述べた。
ヨルダン軍は、外出禁止令に違反した者に対して寛容さを見せることはないだろうと大佐は付け加えた。
20日、封鎖を実施し、必要に応じて医療や緊急支援を提供するため、軍の車両が路上に配備されていた。
アンマンの住民、Mohammed Abu Safiehさんがアラブニュースに話したところによると、20日の夜、首都の東の食料品店とパン屋は、生活必需品を買うために集まった住民で混み合っていた。「外出禁止令が出されることによって大混雑が起こり、それにより社会距離戦略のアイデアが無駄になります」と彼は述べた。
ヨルダンの安全対策専門家によると、外出禁止令発令前に起きた混雑に巻き込まれたのは主に、ここ数日の間に政府が出したコロナウイルス対策に関する警告に従わなかった人たちだという。
ラッザーズ首相は、1月24日に設置された危機管理委員会は、これまでに国内で69人が感染したコロナウイルスの大流行から国民を守るため、132の決定を下したと述べた。
Amjad Adailehメディア担当大臣は、最近外国から入国した4892人が、アンマンと死海沿岸の34のホテルで14日間強制隔離されていると述べた。
故フセイン国王とアブドッラー2世国王の顧問、Adnan Abu Odeh氏は、ラッザーズ首相とヨルダン指導部の現在の危機への対応を称賛した。
「ラッザーズ首相はそのような状況でやるべき仕事を論理的にこなしてきた。彼と彼のチームは、WHO(世界保健機関)のプロトコルにとても厳密に従ってきました。今のところ順調です」と彼は述べた。
ラッザーズ首相は国民への演説で、「もし政府が過ちを犯したら、私たちは思い切って必要な修正をするでしょう」と語った。