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イスラエル軍によるラファ空爆、子供6人を含むパレスチナ人少なくとも9人が死亡

2024年4月19日金曜深夜、ラファでイスラエル軍の砲撃により負傷した子供を治療するパレスチナ人医師。(AP)
2024年4月19日金曜深夜、ラファでイスラエル軍の砲撃により負傷した子供を治療するパレスチナ人医師。(AP)
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21 Apr 2024 12:04:48 GMT9
21 Apr 2024 12:04:48 GMT9
  • 金曜日遅く、ラファ市西部のテル・スルタン地区の住宅ビルがストライキに見舞われた。

ガザ地区、ラファ: イスラエルによるガザ最南端の民家への空爆により、少なくとも9人(うち6人は子ども)が死亡したと病院当局が土曜日に発表した。

イスラム過激派組織ハマスに対するイスラエルの戦争は、すでに不安定になっている中東の緊張を劇的にエスカレートさせている。

ガザの民間防衛によれば、金曜日深夜の攻撃は、ラファ市の西部テル・サルタン地区の住宅を襲った。子供6人、女性2人、男性1人の遺体は、ラファのアブ・ユセフ・アル・ナジャール病院に運ばれた。

病院では、白い覆いに包まれた子供たちの遺体を、親族が泣きながら抱きしめた。

死亡したのはアブデル=ファタハ・ソビ・ラドワン、妻のナジュラ・アフメド・アウェイダ、そして3人の子供たちだと義弟のアフメド・バルフムさんは語った。バルフムさんは妻のラワン・ラドワンと5歳の娘アラアも失った。

「人間の価値観やモラルの欠落した世界です」バルフムさんは土曜の朝、アラアの遺体を腕に抱いて優しく揺すりながら泣きながらAP通信に語った。「彼らは、避難民や女性、子供でいっぱいの家を爆撃した。殉教者は女性や子供たちだけでした」

夜通し行われた2度目の空爆による犠牲者は登録されていない。

エジプトとの国境に位置するラファは、現在、ガザの総人口約230万人の半分以上を受け入れている。

イスラエルの最も強固な同盟国である米国を含む国際社会が自制を求めているにもかかわらず、イスラエル政府は数カ月前から、残存するハマス武装勢力の多くが潜伏しているとするガザ市街への地上攻撃を推進するつもりだと主張してきた。

そのような地上作戦は今のところ実現していないが、イスラエル軍は同市とその周辺を繰り返し空爆している。

この戦争は、10月7日にハマスと他の武装集団がイスラエル南部を襲撃し、約1200人(その大半は民間人)の死者を出し、約250人が誘拐されてガザに連行されるという前代未聞の事態に端を発した。イスラエルによれば、ガザには約130人の人質が残っているが、30人以上の死亡が確認されている。

ガザ保健省は土曜日、イスラエル軍の攻撃で死亡した37人の遺体が、この24時間の間にガザの病院に運び込まれたと発表した。また、病院には68人の負傷者が収容されたという。最新の数字により、イスラエルとハマスの戦争によるパレスチナ人全体の死者数は少なくとも34,049人、負傷者数は76,901人になったと同省は述べた。ハマスが運営する保健当局は戦闘員と民間人を区別していないが、少なくとも3分の2は子供と女性であるという。

この戦争は地域の緊張を急上昇させ、イスラエルとその宿敵イランとの間の暴力が劇的に勃発し、本格的な戦争にエスカレートする恐れがある。

金曜日、イランとイスラエルの双方は、イラン中部の主要な空軍基地と核施設の近くでイスラエルが行ったと見られる空爆を否定し、双方が全面衝突になりかねない事態から手を引いていることを示した。ここ数週間、イスラエルによる空爆とされる攻撃で、シリアのイラン領事館にいた2人のイラン人将兵が死亡し、その後、イランによるイスラエルへの前代未聞のミサイル砲撃があった。

イスラエルはまた、レバノンで活動するイランの代理人である過激派組織ヒズボラとも対峙しており、両者はレバノン・イスラエル国境を越えてロケット弾やドローンによる攻撃を頻繁に交わしている。イエメンのイランに支援されたフーシ派反政府勢力もこの争いに加わっており、ガザのパレスチナ人との連帯キャンペーンだと称して、紅海とアデン湾で商船に対する攻撃を開始している。

ヨルダン川西岸地区でも緊張が高まっており、イスラエル軍、パレスチナ保健当局、武装勢力によれば、金曜日にヌルシャム難民キャンプでイスラエル軍の襲撃があり、3人の武装勢力を含む少なくとも4人のパレスチナ人が死亡した。

パレスチナ保健当局によると、殺害されたうちの1人はイスラエルの銃撃で射殺された15歳の少年。過激派組織「イスラム聖戦」は、地元軍の司令官を含む3人のメンバーの死亡を確認した。イスラエル軍は、この作戦でイスラエル兵4人が軽傷を負ったと発表した。

イスラム聖戦の軍事部門であるサラヤ・アルクッズは、その戦闘員が土曜日の朝、ヌール・シャムスに隣接するトゥルカレムの町でイスラエル軍と激しい銃撃戦を繰り広げたと述べた。それ以上の詳細は即座には明らかにされなかった。トゥルカレムの住民は土曜日、ヌール・シャムスへの攻撃に抗議してゼネストを行い、商店、レストラン、役所などはすべて閉鎖された。

パレスチナ保健当局によれば、10月7日のハマスによるイスラエル南部への攻撃以来、ヨルダン川西岸地区では460人以上のパレスチナ人がイスラエルの攻撃で死亡している。イスラエルはこの不安定な地域の町や都市に頻繁に空襲をかけている。死者には武装勢力だけでなく、投石者や傍観者も含まれている。また、イスラエルの入植者による攻撃で死亡した者もいる。

AP

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