
国連、アメリカ: イスラエル軍によるガザ南部の都市ラファでの地上作戦は、「言葉では言い表せない悲劇」であろうと、国連のマーティン・グリフィス人道問題担当は火曜日、声明で述べた。
「最も単純な真実は、ラファでの地上作戦は言葉では言い表せないほどの悲劇にほかならないということだ」イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相が、約150万人のパレスチナ人の避難所となっているラファへの攻撃を開始すると宣言した後、グリフィス氏は「いかなる人道計画もそれに対抗することはできない」と述べた。
ハマスがアメリカ、エジプト、カタールの調停者とのカイロ会談で提案された停戦プランを検討するなか、ネタニヤフ首相は「合意の有無にかかわらず」ラファへの攻撃を開始すると宣言した。
ワシントンは、軍の侵攻が大規模な民間人の犠牲を招くことを恐れて、他の国々や人道支援組織からイスラエルに対して、この都市を守るよう要請している。
世界は数週間前からイスラエル当局にラファを守るよう訴えてきたが、地上作戦が目前に迫っている。
「病気や飢餓、集団殺戮や直接的な戦闘から逃れるためにガザの最南端に逃れてきた何十万人もの人々にとって、地上侵攻はさらなるトラウマと死をもたらすだろう」
「激しい敵対行為、通行不可能な道路、不発弾、燃料不足、検問所での遅延、イスラエルの制限にもかかわらず、人道援助を提供しようと奮闘している機関にとって、地上侵攻は悲惨な打撃を与えるでしょう」
「飢えと死を食い止めるための競争に、私たちは追いつかないのです」
ガザでの戦争は、ハマスが10月7日にイスラエル南部を攻撃し、AFP通信がイスラエルの公式発表を集計したところ、1,170人(ほとんどが民間人)が死亡した後に始まった。
ハマスが支配するガザの保健省によると、イスラエルの報復攻撃によって、ガザでは少なくとも34,535人が死亡した。
パレスチナ武装勢力はまた、10月7日に約250人の人質を取った。イスラエルは、死者34人を含む129人がガザに残っていると推定している。
AFP