
ヨルダン川西岸地区: パレスチナ保健省とイスラエル軍は土曜日、イスラエル軍がヨルダン川西岸地区トゥルカルム近郊の村に一晩中攻撃し、パレスチナ人5人を殺害したと発表した。
保健省は、デイル・アル・グスンでの襲撃で死亡した5人のうち4人を確認したと発表した。パレスチナの公式通信社Wafaと現場にいたロイターの記者によると、イスラエル軍は死体の一部を持ち去ったという。
イスラエル軍によると、この作戦で特殊警察部隊の将校が負傷し、入院したという。イスラエル軍によると、イスラエル軍は銃撃を受けた後、実弾と肩から発射したミサイルで報復したという。
土曜日の紛争地トゥルカルム近郊での作戦は、ヨルダン川西岸地区におけるイスラエル軍とパレスチナ人の一連の衝突の中で最新のもので、2年以上前から状況はエスカレートしているが、昨年10月のハマス主導のイスラエル攻撃以来、激しさを増している。
パレスチナ保健省の記録によると、10月7日以降、ヨルダン川西岸地区または東エルサレムで、492人のパレスチナ人がイスラエル軍またはユダヤ人入植者によって殺害された。多くは武装した戦闘員だが、投石する若者や無関係の市民も殺されている。
パレスチナ人は、イスラエルが1967年の中東戦争で占領したヨルダン川西岸地区とガザを、東エルサレムを首都とする独立国家の中核とすることを望んでいる。
米国が支援するイスラエルとパレスチナ間の合意に向けた協議は過去10年間停滞していたが、ガザ紛争は二国家解決に向けた努力の復活を求める圧力を高めている。
ハマスが支配するガザ地区の保健当局者によれば、イスラエルによる7ヶ月に及ぶガザ地区への攻撃で、34,000人以上のパレスチナ人が死亡したという。イスラエルの集計によれば、戦争はハマスの過激派が10月7日にイスラエルを攻撃したことから始まり、1,200人が死亡、252人が拉致された。
ロイター