• サーミフ・シュクリー 外相 "エジプトは、イスラエル側の事実を歪曲し、責任を否認する政策を断固として拒否する"

カイロ: エジプト外相は7日、イスラエルがガザの人道危機に対する責任を否定していると非難した。

イスラエル軍は5月7日、ラファ市東部のハマス過激派を根絶する努力の一環として、エジプトに通じるラファ検問所のパレスチナ側を掌握したと発表した。

この動きは国際的な反対を押し切り、飢饉の脅威にさらされているガザへの主要な人道的入口のひとつを封鎖した。それ以来、エジプトはラファ検問所を通したイスラエルとの援助アクセスの調整を拒否している。

エジプト外相のサーミフ・シュクリー氏は声明で、「エジプトは、イスラエル側が続けている事実を歪曲し、責任を否認する政策を断固拒否することを表明する」と述べた。

イスラエル外相イスラエル・カッツ氏は、ソーシャルメディアXのツイートで、「昨日、イギリスのキャメロン外相、ドイツのアナレーナ・バーボック外相と、ガザへの国際人道援助物資の継続的な輸送を可能にするため、エジプトにラファ検問所を再開するよう説得する必要性について話した 」と述べていた。

カッツ氏は、「ガザの人道危機を防ぐ鍵は、今やエジプトの友人の手にある 」と付け加えた。

イスラエルとハマスの戦争の停戦を仲介しようとしているシュクリ氏は、「パレスチナ人が現在ガザ地区で直面している人道的大惨事の責任はイスラエルにある」と反論した。

さらに、イスラエルがラファ検問所のパレスチナ側を支配し、軍事作戦を展開していることは、「援助活動家やトラック運転手を差し迫った危険にさらしている」と述べた。

「これが、この検問所から援助物資を運ぶことができない主な理由だ」と述べた。

アントニオ・グテーレス国連総長は、イスラエルによるラファでの軍事的エスカレーションに「驚愕している」と述べた。

グテーレス氏のファルハン・ハク報道官は、「こうした動きは人道的アクセスをさらに妨げ、すでに悲惨な状況を悪化させている」と述べるとともに、「ハマスが無差別にロケット弾を発射している」と批判した。

イスラエル軍がラファ東部に進駐して以来、エジプトからの援助物資の通過地点は閉鎖されたままであり、近くのケレム・シャローム検問所は「安全で物流的に実行可能なアクセス」を欠いていると、国連報告書は月曜日遅くに発表した。

AFP