
ニューデリー:国連事務総長報道官は、国連が10月7日以来初めてガザで国際職員が死亡したラファの国連車両への正体不明の攻撃について調査を開始したことを明らかにした。
この職員は、ワイバフ・アニル・ケールという名のインド陸軍退役将校で、国連安全保障局に勤務しており、攻撃で負傷した同僚とともにラファの欧州病院に向かう途中だった。
イスラエルは、100万人以上が避難所を求めていたガザ南部のラファに深く入り込んでおり、火曜日には、イスラエル軍がここ数ヶ月で最も激しい攻撃でガザの北部を攻撃した。
イスラエルの国際的な同盟国や援助団体は、多くのパレスチナ人が避難しているラファへの地上侵攻に対して繰り返し警告を発しており、イスラエルは4つのハマス大隊が立てこもっていると述べている。イスラエルは、残っている戦闘員を根絶やしにしなければならないとしている。
アントニオ・グテーレス国連事務総長はケール氏の死後、月曜日の声明で「人道的停戦と人質の解放を求める緊急アピール」を繰り返し、ガザでの紛争は「民間人だけでなく、人道支援者にも」大きな犠牲を出し続けていると述べた。
パレスチナ保健当局によると、10月7日以来のイスラエルによるガザでの地上戦と空爆によって、3万5000人以上が死亡し、230万人の住民のほとんどが家を追われたという。
国連副報道官のファルハン・ハク氏は火曜日、国連は攻撃の責任を特定するための事実調査委員会を設置したと述べた。
「まだ調査の初期段階であり、事件の詳細はイスラエル国防軍と確認中である」
現在、ガザには71人の国連職員が滞在しているという。
この件に関する唯一のコメントとして、インドの国連代表部は火曜日、ケール氏の身元を確認し、彼の死を「深く悲しんでいる」と述べた。
イスラエルは、ハマス率いる武装集団による10月7日の攻撃後、ガザ作戦を開始し、その集計によると、約1,200人が死亡、250人以上が人質に取られた。
ガザにおける国連の主要援助機関であるUNRWAは、5月6日以来、約45万人がガザから避難したと推定している。100万人以上の市民が避難を求めた。
ロイター