
カイロ:ハマス武装組織の報道官は日曜日、同組織の戦闘員が土曜日にガザ北部のジャバリアで戦闘中にイスラエル軍兵士を捕らえたと述べた。
同報道官は、何人の兵士が拉致されたかは明言せず、主張の証拠も示さなかった。
「我々の戦闘員は、シオニスト軍をトンネル内の待ち伏せに誘い込んだ」アル・カッサム旅団の報道官であるアブ・ウバイダ氏は、日曜日の早朝、アル・ジャジーラが放送した録音メッセージの中で、「戦闘員たちは、部隊のメンバー全員の死傷者と捕虜を残して撤退した」と述べた。
イスラエル軍は日曜日、ハマスの武装組織による主張を否定した。
「IDF(イスラエル国防軍)は、兵士が拉致された事件は存在しないことを明らかにする」と軍は声明で述べた。
ハマスが公開したのは、血まみれの人間がトンネル内の地面を引きずられているように見えるビデオと、軍用品とライフルの写真である。ロイターは、ビデオに映っている人物の身元や状態を独自に確認することはできなかった。
アブ・ウバイダ氏のコメントは、土曜日に仲介によるガザ停戦協議再開の見込みが高まった数時間後に発表された。
この問題に詳しい関係者によると、イスラエルのモサド情報機関の長官がCIAの長官とカタールの首相に会った後、来週会談を再開する決定が下されたという。
名前や国籍の特定は避けたが、この情報筋によると、「来週中に、仲介役のエジプトとカタールが主導し、米国が積極的に関与する新たな提案に基づいて交渉が開始される」ことが決まったという。
ハマス関係者はその後、イスラエルメディアが報じた、火曜日にカイロで交渉が再開されるという報道を否定し、ロイター通信に「日程は決まっていない」と語った。
イスラエルはハマスが拘束している人質の解放を求め、ハマス側は戦争の終結とイスラエル国内のパレスチナ人囚人の解放を求めている。
ガザの保健省によれば、イスラエルの攻撃で36,000人近くのパレスチナ人が死亡したという。イスラエルの集計によると、イスラエルは10月7日、ハマス率いる武装勢力がイスラエル南部のコミュニティを攻撃し、約1200人を殺害、250人以上の人質を拘束したことに対応して作戦を開始した。
ロイター