
ローマ 3つの国連機関は木曜日、戦争で荒廃したスーダンの子供と母親の栄養状況が「著しく悪化」していると警告し、「緊急の行動」を求めた。
「スーダンの子どもたちの命が危険にさらされており、栄養不良、病気、死から世代全体を守るために緊急の行動が必要である」と、国連児童機関(ユニセフ)、世界保健機関(WHO)、世界食糧計画(WFP)は声明で述べた。
スーダンは、事実上の支配者アブドゥルファッターフ・アル・ブルハンが率いる正規軍と、彼の元副官であるモハメド・ハムダン・ダガロが率いるRSFとの間で、1年以上にわたって紛争の渦中にある。
国連の専門家によれば、この紛争により、西ダルフールのひとつの町で1万5000人を含む数万人が死亡した。
900万人近くが家を追われている。
「現在も続く敵対行為が、子どもの栄養失調を悪化させています」
「これには、栄養価の高い食料、安全な飲料水、衛生設備へのアクセス不足、疾病リスクの増大が含まれます」と、同機関は付け加えた。
「スーダンは、紛争によって引き起こされる飢饉のリスクがますます高まっており、特に幼い子どもたちが命を失うなど、壊滅的な結果をもたらすだろう」
紛争は人道物資の供給にも深刻な影響を及ぼしており、無数の女性や子どもたちが重要な食糧や栄養補給を受けられずにいる。
スーダンの子どもの栄養失調は「緊急レベル」にある、と声明は述べている。
中央ダルフールでは、5歳未満の子どもの急性栄養失調は15.6%、北ダルフール州の避難民キャンプZamzamでは30%に近いと推定されている。
WFPのシンディ・マケイン代表は、「私たちは、彼らが切実に必要としている人道支援を届けるために、緊急かつ安全なアクセスが必要です」と述べた。
「何百万人もの命が危険にさらされており、国際社会は今すぐ行動を起こさなければなりません」
各機関はこう警告した: 「最悪の事態を回避するための窓は急速に閉ざされつつある」
AFP