
ガザ:ハマスが金曜日、ジョー・バイデン米大統領が発表したガザの恒久停戦に向けた3段階の停戦提案の内容を前向きに受け止めていると述べた。
「ハマスとしては、恒久的停戦と(イスラエル軍の)ガザ地区からの完全撤退、ガザの復興、避難民の帰還に基づくいかなる提案に対しても、占領軍がそのような取引へのコミットメントを明確に表明するならば、真の囚人交換取引の履行とともに、建設的かつ前向きに対処する用意があることを表明する」と声明で述べた。
ハマスの立場は、ここ数ヶ月、アメリカがイスラエルに味方し、停戦の試みを妨害していると非難していたハマスの態度の変化を示している。
ハマスとしては、バイデン氏の立場はイスラエルに圧力をかけ、違った態度で交渉に復帰することに重点を置いていると見ている。
ガザでのレッドラインをめぐるバイデン氏とネタニヤフ首相の対立は、両首脳の対決の可能性を示し、イスラエルがガザでの攻撃を続ければ、アメリカは軍事援助を制限するかもしれないという疑問を提起した。
ベンヤミン・ネタニヤフ首相の事務所は、バイデン氏が停戦計画の詳細を明らかにした後、イスラエルは交渉担当者にガザ停戦の合意を提示する権限を与えたと述べた。
パレスチナの保健当局は、イスラエルが10月7日のハマスによるイスラエル南部の攻撃を受けてガザを攻撃して以来、36,280人以上がガザで死亡したと推定している。イスラエルの集計によると、ハマスの攻撃で約1200人が死亡した。
EUの声明
欧州連合(EU)のウルスラ・フォン・デア・ライエン委員長はまた、ジョー・バイデン米大統領が発表したガザ停戦に向けたイスラエルのロードマップを、戦争を終結させる「重要な機会」として歓迎した。
「最新の提案が、ガザにおける戦争と市民の苦しみを終わらせるための重要な機会であることに、私は心から同意する。この3段階のアプローチは、バランスのとれた現実的なものだ」欧州委員会の委員長は、ソーシャルメディア上で次のように述べた。
I wholeheartedly agree with @potus Biden that the latest proposal is a significant opportunity to move towards an end to war and civilian suffering in Gaza.
— Ursula von der Leyen (@vonderleyen) May 31, 2024
This three-step approach is balanced and realistic. It now needs support from all parties.
ロイター