
ドーハ:国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)のフィリップ・ラザリーニ事務局長は、ガザのパレスチナ人が水インフラの破損によりコレラの流行に直面する危険性があると述べた。
カタール通信が報じたところによると、フィリップ・ラザリーニ国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)事務局長は日曜日、同機関への新たな財政支援を確保する目的でベルリンを訪問し、このような警告を発した。
ラザリーニ氏は、飲料水の不足とイスラエルの侵攻による海水淡水化施設の閉鎖がもたらす深刻な健康被害を強調した。
1月初め、パレスチナの環境品質局は、イスラエルの砲撃がガザの下水システムを破壊し、オーバーフローを引き起こしていると述べた。ガザ市のシェイク・ラドワン池は、雨水の蓄積と汚水の漏出によって深刻な影響を受けており、溢れる危険性がある。
ラザリーニ氏は、ガザ住民の状況を「ほとんど絶望的」と表現し、飢餓の拡大とガザ南部の状況悪化に取り組む必要性を強調した。
「ガザには約60万人の学齢期の子どもたちがおり、最優先事項は子どもたちが学べるようにすることです」と付け加え、この地域の将来にとって重要な問題として、教育継続の重要性を強調した。