
国連 アントニオ・グテーレス国連事務総長は20日、イスラエルとレバノンのヒズボラとの間で緊張が高まっていることに深い懸念を示し、国連平和維持軍が事態の沈静化と誤算の防止に努めていると述べた。
「ひとつの軽率な行動、つまりひとつの誤算が、国境をはるかに越え、率直に言って想像を超える大惨事の引き金になりかねない」と彼は記者団に語った。「この地域の人々、そして世界の人々は、レバノンがもうひとつのガザになることは許されない。
イランの支援を受けるヒズボラは、10月にガザ紛争が勃発して以来、パレスチナの盟友ハマスと連帯してイスラエルに向けてロケット弾を撃ち続けている。
また、イスラエルによるレバノン南部への空爆を受け、数万人のレバノン人が避難している。
イランの国連代表部は金曜日に、ヒズボラにはイスラエルから自国とレバノンを防衛する能力があると述べ、「おそらく、この非合法な政権が自滅する時が来たのだろう」と警告した。
「占領しているイスラエル政権が自らを守ろうとする軽率な決断は、この地域を新たな戦争に陥れかねない」とイランの国連ミッションはXに投稿した。
国連平和維持軍UNIFILとUNTSOと呼ばれる非武装の技術監視員は、ブルーラインとして知られるレバノンとイスラエルの境界線に沿った敵対行為を監視するため、長い間レバノン南部に駐留している。
「国連平和維持軍は現地で緊張を緩和し、誤算を防ぐために働いている。
「世界は声を大にしてはっきりと言わなければならない:即時のデエスカレーションは可能であるだけでなく、不可欠である。「軍事的な解決策はない
ロイター