
ロンドン:ヨルダン川西岸地区で軍事作戦中に銃撃されたパレスチナ人男性2人が、イスラエル兵に軍用ジープのボンネットに無理やり乗せられ、村の道路を猛スピードで走らされた様子をBBCに語った。
彼らの証言は、23歳のムジャヒド・アバディ・バラスさんがイスラエル軍のジープと思われる車のボンネットにしがみついている映像をきっかけに、国際的な怒りを呼んでいる。
ジェニンで入院中のサミール・ダバヤさんは、土曜日のジャバリヤットでの作戦中にイスラエル軍に背中を撃たれたことを語った。兵士たちが彼に近づくまで、彼は血を流しながら何時間も伏せていたという。25歳の彼が生きているのを見つけると、兵士たちは彼を銃で殴ってから車に乗せたという。
「彼らは私の(ズボンを)脱がしました。私は車にしがみつこうとしましたが、(兵士の一人が)私の顔を殴り、するなと言いました。それから彼は運転し始めた。私は死を待っていた」
ダバヤさんがBBCに提供した防犯カメラの映像には、「1」と書かれた疾走するジープに半裸で乗せられた彼の姿が映っていたとされる。
もう一人のパレスチナ人、ヘシャム・イスレイトさんもBBCに、ジャバリヤット作戦中に2度撃たれ、同じジープに押し込められたと語った。
イスレイトさんは「四方から銃撃があった」と語り、足を撃たれて逃げようとしたところを軍の部隊に捕まったと語った。
ジープはとても熱く、”火のように感じた “という。
「私は裸足で服を着ていませんでした。ジープに手をかけようとしてもできなかった。とても暑いと訴えたが、彼らは無理やり私に乗せようとした」
バラスさんが撮影したオリジナルのビデオに対し、イスラエル軍は、彼は「命令と手続きに違反」してジープに縛り付けられたとし、この事件について調査が行われると述べた。