
ベイルート: パレスチナの過激派組織ハマスが同盟国ヒズボラに対し、ガザ地区での停戦提案に合意したことを伝えた。
ハマスのカリル・アル・ハイヤ副リーダー率いる代表団は、ベイルートでの会合で、ヒズボラの指導者であるサイヤド・ハッサン・ナスララ師に最新の状況を説明したという。
イランに支援されたヒズボラは先の声明で、ナスララ師とハイヤ氏がガザ地区での停戦を目指した交渉の最新の進展について議論したと述べた。
ヒズボラとイスラエルは、ガザ紛争と並行して9ヶ月近く交戦を続けている。
ヒズボラは、イスラエル北部へのロケット弾やドローンによる攻撃キャンペーンは、ガザでイスラエルの砲撃を受けているパレスチナ人を支援することを目的としていると述べている。
情報筋の一人であるヒズボラ関係者はロイターに対し、「ガザ停戦合意が発効次第、ヒズボラは停戦すると語った。ガザ停戦が合意されれば、ゼロ時からレバノンでも停戦が始まる」
ヒズボラの声明によると、ナスララ師はハマスのハイヤ副長官を迎えて会合を開き、ガザ地区の「最新の安全保障と政治情勢」について検討した。
「彼らはまた、最近進行中の交渉の最新の進展とその雰囲気、ガザ地区のパレスチナ人に対する背信的な侵略に終止符を打つために提示された提案についても話し合った」と声明は述べた。
米政権高官は木曜日、ハマスがイスラエルとの人質解放交渉の可能性をめぐってかなり大きく立場を調整したと述べ、恒久的な停戦への一歩となる協定につながることに期待を示した。
イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は木曜日、ジョー・バイデン米大統領に対し、交渉再開のために代表団を派遣すると伝え、イスラエル政府関係者は、同国の代表団は情報機関モサドのトップが率いるだろうと述べた。
ロイター