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北朝鮮、弾道ミサイル発射=韓国新政権けん制の意図も

北朝鮮は今年に入り、各種ミサイルの発射実験を行っており、3月24日に大陸間弾道ミサイル(ICBM)を発射。(AFP)
北朝鮮は今年に入り、各種ミサイルの発射実験を行っており、3月24日に大陸間弾道ミサイル(ICBM)を発射。(AFP)
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04 May 2022 01:05:49 GMT9
04 May 2022 01:05:49 GMT9

【ソウル時事】韓国軍合同参謀本部によると、北朝鮮は4日、平壌の順安空港一帯から日本海に向けて弾道ミサイル1発を発射した。日本の鬼木誠防衛副大臣は最高高度約800キロ、距離約500キロを飛び、日本の排他的経済水域(EEZ)外に落下したと推定されると明らかにした。

 韓国軍もほぼ同様の高度、飛距離と推定した。高角度のロフテッド軌道で発射されたもようだ。韓国国防相候補の李鐘燮氏は国会の人事聴聞会で「大陸間弾道ミサイル(ICBM)かもしれないが、それより射程が短いものかもしれない」と述べた。高度や飛距離は中距離ミサイル級だが、ICBMの飛距離を縮めて実験したという見方も出ている。

 北朝鮮には、昨年1月の朝鮮労働党大会で定めた「国防科学発展・兵器システム開発5カ年計画」に沿って多様なミサイル開発を進めるとともに、今月10日に発足する韓国の尹錫悦新政権をけん制する意図もあるとみられる。21日に米韓首脳会談も控えており、李氏は北朝鮮がさらに緊張を高める可能性が「十分にある」と語った。 

 北朝鮮は今年に入り、各種ミサイルの発射実験を行っている。直近では4月16日に「戦術核用」として「戦術誘導兵器」を発射した。

 北朝鮮の金正恩総書記は4月25日の演説で「国の根本的利益を奪おうとするなら、われわれの核武力は(戦争抑止以外の)第2の使命を決行せざるを得ない」と警告。戦術核を念頭に核による先制攻撃も辞さない姿勢を示した。李氏は北朝鮮が核実験の準備を進めているとの認識を示した上で、「(実験するのは)小型の戦術核兵器ではないかと判断している」と述べた。

JIJI Press

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