
ポート・スーダン:赤十字の関係者は水曜日、軍隊と準軍事組織間の壊滅的な戦闘が激化する中、戦争で荒廃したスーダンの大部分は援助関係者が立ち入ることができない、と述べた。
赤十字国際委員会(ICRC)のピエール・ドルベス代表は、「私たちがアクセスできない地域はたくさんある」
「アクセスが改善されれば、何百万人もの人々が助かるでしょう」と、ドルベス氏は、軍、政府、国連機関が現在拠点を置いている紅海の都市、ポート・スーダンで記者団に語った。
アブドゥルファッターフ・アル・ブルハン氏率いる正規軍と、元副官のモハメド・ハムダン・ダガロ氏率いる即応支援部隊(RSF)との間で、2023年4月から戦争が激化している。
国連によれば、この紛争で数万人が死亡し、1000万人以上が避難を余儀なくされている。
国連が支援した最近の報告書によれば、人口の半数をわずかに超える2600万人近くが、高レベルの「深刻な食糧不安」に直面しているという。
暴力に飲み込まれたいくつかの地域では、ボランティアグループが国際機関の支援を受けて共同キッチンを立ち上げている。
「1日に約2000食を提供しており、その数は日々増えている」と、首都ハルツームでこのような活動を監督しているエスマット・モハメッド氏はAFPに語った。
しかし、国際的なグループは、現地のボランティアに資金を送金する際の物流上のハードルに直面していると、ある職員は安全上の理由から匿名を要求して話した。
南スーダンとの国境に近いディリングの町で、キンダ・コミさんは食事を必要としている人々に食事を提供しているボランティアの一人だ。
「戦争が始まって以来、この町には食糧援助が届かず、他の地域とつながる道路も衝突のために寸断されています」と彼女は言う。
彼女によると、”食事を必要としている人の半分は食事を受け取らずに帰ってしまう “という。
AFP