



ガザ市:ハマス指導者のイスマイル・ハニヤ氏は土曜日、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相がイスラエル軍による「凶悪な虐殺」でガザ紛争の停戦を阻止しようとしていると非難した。
米国、欧州連合(EU)、その他数カ国からテロ組織としてリストアップされている同グループの政治指導者は、パレスチナ当局が100人以上が死亡したと発表したガザでの2度の攻撃を受けて、国際調停者に行動を求めた。
イスラエルがハマス軍司令官を標的にしたと発表した避難民キャンプ「アル・マワシ」への攻撃により、ハマスが支配するガザでは少なくとも90人が死亡、300人が負傷したと保健省が発表した。
民間防衛局は、ガザ北部のアルシャティ難民キャンプにある仮設モスクへの攻撃で、少なくとも20人が死亡したと発表した。
ハマスの声明によると、ハニヤ氏は「残忍な虐殺」について話し合うため、ハマスによる10月7日の攻撃によって始まった戦争の調停を模索しているカタールとエジプト、そしてオマーンとトルコの当局者と連絡を取ったという。
ハマスの声明によると、ハマス側は停戦と捕虜交換の新たな提案に対して「前向きで責任ある対応」を示したが、「ネタニヤフ首相がとったイスラエルの立場は、合意に達することを妨げる障害を置くものだった」という。
ハニヤ氏はまた、ネタニヤフ首相の発言や、5月にジョー・バイデン米大統領が最初に説明した停戦提案の「新たな条件とポイント」を非難した。
「これは、今日の占領軍による凶悪な虐殺とも関連している」
ハニヤ氏は調停者たちに対し、”これらの虐殺を止めるために、アメリカ政権やその他の人たちと必要なことをするように “と呼びかけた。カタールとエジプトはイスラエルの攻撃を非難している。
声明によれば、ハニヤ氏はさらに接触するつもりだという。
ネタニヤフ首相は、イスラエルがハマスを壊滅させ、10月7日の攻撃で奪われたすべての人質を取り戻すと主張している。
今週の会談後、ネタニヤフ首相はまた、ハマスへの武器密輸を阻止するため、イスラエルがエジプトとの国境にあるガザ地区の支配権を保持しなければならないという新たな条件を提示した。
ネタニヤフ首相は土曜日の記者会見で、イスラエルの軍事的圧力によってハマスが停戦を求めざるを得なくなり、ハマスが停戦案に29の変更を求めたと語った。
「私はバイデン大統領が承認した概要から1ミリも動かないが、ハマスが1ミリも動くことも許さない」とネタニヤフ首相は語った。
AFP