
マスカット: オマーンの首都のシーア派モスク付近で発生した銃撃事件による死者は9人に上ったと、警察は火曜日発表した。
これに先立ち、オマーン警察は声明を発表、月曜の銃撃で少なくとも5人が死亡したと述べた。また、オマーン警察とパキスタン当局によれば、「警官1人が殉職し、3人の犯人が死亡」し、様々な国籍の少なくとも30人が負傷したという。
パキスタン外務省は、オマーンの首都マスカットのワディ・アル・カビル地区での事件を「テロ」攻撃と表現し、負傷者30人が病院に入院していると述べた。
警察は、動機が特定できたかどうか、また攻撃に関連して逮捕者が出たかどうかについては明らかにしていない。
パキスタン外務省は声明で「オマーン政府が襲撃犯を無力化したことに胸をなでおろしている」と述べた。
パキスタンのイムラン・アリ駐オマーン大使は、病院にいる負傷者の何人かを見舞ったと、同大使館はソーシャルメディア「X」に投稿した。
同大使はXに投稿したビデオメッセージで、オマーンにいるパキスタン人に対し、地元当局に協力し、銃撃があった地域を避けるよう呼びかけた。
マスカットのアメリカ大使館は、銃撃事件を受けてセキュリティ警告を発し、火曜日にはすべてのビザの予約をキャンセルした。
「米国市民は警戒を怠らず、現地のニュースを監視し、現地当局の指示に従うこと」と大使館はソーシャルメディアXに書き込んだ。
AFPが確認した映像では、銃声が鳴り響き、イマーム・アリ・モスクのミナレットが見える付近で人々が逃げ惑う様子が映っている。
警察は、この襲撃事件を受けて「状況に対処するために必要なすべての安全対策と手続きが取られている」と述べた。
「当局は証拠を集め、事件の状況を明らかにするために捜査を続けている」と警察はXで付け加えた。
AFPのカメラマンによると、この地域は火曜日になっても封鎖されており、ジャーナリストはモスクに近づくことができなかったという。
政府の統計によれば、オマーンの人口は400万人を超え、その40%以上が外国人労働者である。
オマーンは、激動する地域では中立を保ち、米国とイラン間の紛争などを調停してきた。
AFP/ロイター