ドバイ:アラブ首長国連邦（UAE）は、コロナウイルスのパンデミックのため、ドバイ国際博覧会の開催を来年10月まで延期することを正式に要請した。

ドバイは、今年10月20日に開催し6ヶ月間に渡る数十億ドル規模のイベントに約2,500万人の来場を見込んでいた。

パリに本部を置く博覧会国際事務局（BIE）は以下のとおり声明を発表した。「UAE政府は、2020年ドバイ国際博覧会の延期を正式に要請しました」。

「UAEは、博覧会国際事務局、参加国、主要利害関係者との協議後、2020年ドバイ国際博覧会の新しい開催日として2021年10月1日〜2022年3月31日を提案しました」。

UAE政府はまた、2020年ドバイ国際博覧会をイベントの正式名称として使用し続けることの承認を求めた。

BIEは、4月21日に「日付変更の選択肢」について議論するための仮想会議を開催すると述べた。

「アラブ首長国連邦政府の要請は、2020年ドバイ国際博覧会運営委員会と主催者およびBIEがCOVID-19パンデミックの影響について綿密に話し合った後に送られたものです」と声明で発表された。

「日付の変更に関する最終決定は、BIE加盟国の3分の2の多数決でのみ決定されます」。

毎年数百件ものカンファレンスが主催されることで知られるドバイは、致命的な感染症の蔓延を背景に、ここ数週間で一連のカルチャー・エンターテイメントイベントをすでに廃止している。

月曜日に、2020年ドバイ国際博覧会主催者は、パンデミックのために1年間の延期を推薦したと述べた。

「多くの国々がCOVID-19の影響を大きく受けているため、2020年ドバイ国際博覧会の開会を1年延期する必要があると表明しました」と、2020年ドバイ国際博覧会事務局長のリーム・アル=ハシム氏は声明で述べた。

「UAEと2020年ドバイ国際博覧会は忠告を受け止め、一致団結の精神で、1年の延期を検討する提案を支持しました」。

UAEは、1,505件のCOVID-19症例と10名の死亡を報告している。実施中の夜間外出禁止令を含め、病気の蔓延を抑制するために大規模な封鎖措置を実施した。

AFP