
イスタンブール:トルコは日曜日、アンカラがパレスチナの過激派組織ハマスに武器と資金を提供しているというイスラエルの主張を「嘘」だと非難し、イスラエルがガザでの戦争から注意をそらそうとしていると非難した。
イスラエルのカッツ外相が、レジェップ・タイップ・エルドアン大統領が「イスラエル人を殺すためにハマスに武器と資金を供給している」と非難した後の、怒りに満ちた反論である。
カッツ外相はトルコ語でXに投稿し、イスラエルの治安機関は 「トルコのハマス司令部からの指示をうけたテロリスト細胞を解体した」と主張した。
これに対してトルコ外務省は、イスラエルのトップ外交官が 「一連の嘘、中傷、無礼の陰でイスラエルがパレスチナ人に対して犯した犯罪を隠そうとしている 」と述べた。
「しかし、イスラエルの汚いプロパガンダと、わが国と大統領を狙った心理的圧力は効果がないままだ」と同省の声明は付け加えた。
ハマスに対するイスラエルの攻撃によって、ガザでは少なくとも38,983人が死亡した。
アンカラは、10月7日のハマスの流血攻撃に端を発したイスラエルの戦争遂行を熱烈に批判しており、エルドアン氏はイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相と何度も辛辣な言葉を交わしている。
エルドアン首相はネタニヤフ首相を「ガザの虐殺者」と呼び、中東全域に「戦争を広げようとしている」と非難した。
また、「ネタニヤフ政権のメンバー」を「政権を維持するために地域戦争を引き起こそうとしている」と非難し、国際法廷で裁かれるよう求めた。
「トルコは、パレスチナの人々が正義と平和のうちに生きる権利を守り続ける」と外務省は付け加えた。