• 70代の女性と80歳の男性が刺殺された。
• パレスチナ人武装勢力を "無力化"、他の容疑者も捜索中

テルアビブ：日曜日の早朝、イスラエル軍の攻撃により、ガザでは病院内の避難民テントキャンプに避難していた4人を含む12人が死亡した。 一方テルアビブ郊外でパレスチナ人による刺傷事件が発生し、2人が死亡した。

ガザでの10ヶ月近くに及ぶ戦争と、先週レバノンとイランで行われた別々の攻撃で2人の過激派幹部が殺害されたことで、緊張が高まっている。これらの殺害は、イランとその同盟国からの報復の脅威をもたらし、さらに破壊的な地域戦争への懸念を高めた。

イスラエルのマゲン・ダヴィッド・アドム救援隊と近隣の病院によると、この刺殺事件で70代の女性と80歳の男性が死亡し、他に2人の男性が負傷した。警察は、この襲撃はパレスチナの過激派によるもので、その過激派は “無力化 “され、他の容疑者の捜索が進められていると述べた。

救助隊によると、負傷者は3カ所で発見され、それぞれ約500メートル離れていた。

イスラエルは先週、レバノンでの攻撃でヒズボラ幹部司令官を、イランの首都での攻撃でハマスの政治指導者を殺害した後、報復に備えていた。両者とも、ハマスが10月7日にイスラエルに仕掛けた攻撃によって引き起こされた、現在進行中のガザでの戦争に関連していたという。

ガザでは日曜日未明、イスラエルの空爆がアル・アクサ殉教者病院の中庭にある避難民を収容するテントキャンプを襲い、女性1人を含む4人が死亡、他の人々が負傷したとガザの保健省が発表した。

AP通信の記者は、負傷者を助け、遺体を収容するために現場に急行し、火を消そうとする人々を撮影した。

デイル・アル・バラの病院は、ガザ中心部で運営されている主要な医療施設であり、戦禍に見舞われたガザでは、数千人が避難している。

同省によると、別の空爆でガザ北部の家屋が全焼し、3人の子どもとその両親、祖母を含む少なくとも8人が死亡した。

ガザの保健省は日曜日に犠牲者数を発表した。イスラエル軍は、パレスチナ武装勢力が民間人居住区に避難しているとして定期的に非難しているが、ハマスの司令部を攻撃したと発表した。

イスラエルは、民間人に危害を加えないようにしているというが、軍隊は、しばしば女性や子どもを殺害する個々の攻撃についてコメントすることはめったにない。ガザの保健省は、民間人と武装勢力を区別して集計していない。

ハマス率いる武装勢力は、昨年10月のイスラエル南部への奇襲攻撃で、民間人を中心に約1200人を殺害し、約250人を人質に取った。

イスラエルがガザで開始した大規模な攻撃により、同領土の保健省によれば、少なくとも39,550人のパレスチナ人が死亡した。激しい空爆と地上作戦は、広範囲に破壊をもたらし、ガザの230万人の大半を、しばしば何度も避難させた。

ヒズボラは開戦以来、レバノン国境沿いでイスラエルと定期的に銃撃戦を繰り広げている。過激派グループは、同じイランに支援された同盟国であるハマスへの圧力を和らげるためだと語っている。継続的な攻撃と反撃はここ数カ月で激しさを増しており、さらに破壊的な地域戦争になる恐れが高まっている。

パレスチナ保健省によれば、ガザでの戦争が始まって以来、ヨルダン川西岸地区では590人以上のパレスチナ人がイスラエル軍の銃撃で死亡している。そのほとんどは、イスラエル軍の襲撃や暴力的な抗議行動で殺害されている。イスラエルは1967年の中東戦争でヨルダン川西岸地区、ガザ地区、東エルサレム地区を占領したが、パレスチナ人はこの3つの領土すべてを将来の国家にしたいと考えている。

AP