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イスラエルが病気を患うパレスチナ人少年の拘禁延長を検討

2022年1月8日、ヨルダン川西岸地区ラマッラー近郊のジャラズン難民キャンプで、17歳のパレスチナ人囚人アマルさんの父親モアマル・ナクレ氏が携帯電話に保存された息子の写真を見せている。(AFP通信)
2022年1月8日、ヨルダン川西岸地区ラマッラー近郊のジャラズン難民キャンプで、17歳のパレスチナ人囚人アマルさんの父親モアマル・ナクレ氏が携帯電話に保存された息子の写真を見せている。(AFP通信)
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11 Jan 2022 06:01:16 GMT9
11 Jan 2022 06:01:16 GMT9
  • 現在、パレスチナ人の成人約500人が行政拘禁されている

エルサレム:イスラエルは、起訴されずに1年以上、当局が行政拘禁と呼ぶ方法で拘束されている珍しい神経筋障害を患う17歳のパレスチナ人の拘束を延長するかどうかを検討している。少年の父親が10日に明らかにした。

ここ数か月、イスラエルによる行政拘禁についてヨルダン川西岸地区のデモ活動が活発化しており、数か月から数年にわたり起訴されることなく拘束されていることに抗議して成人の囚人ら数人がハンガーストライキに入った。

囚人の中には、数か月のハンガーストライキの末に釈放されて入院し、神経学的な障害が残る恐れのある人もいる。

イスラエルは、行政拘禁は差し迫った攻撃を防ぐため、あるいは機密情報を開示することなく危険な過激派を拘束するために必要だと主張している。また、未成年者に対する行政拘禁の適用は稀となっている。人権擁護団体は、行政拘禁はすでに軍事的支配下で生きるパレスチナ人に対する適正な法の手続きをさらに否定するものだと主張している。

行政拘禁されている未成年者はほんの一握りしかいない。2021年1月に拘束されたアマル・ナクレさんはそのうちの1人だ。

2020年に肺の腫瘍を摘出したアマルさんは、重度の筋肉疲労を引き起こす神経障害の重症筋無力症を患っている。

アマルさんの父親のムアマル氏によると、イスラエルは過去1年間に3回、アマルさんの拘束を延長した。拘束の理由は明らかにされず、いかなる容疑でも起訴されていないという。

ムアマル氏は、「息子を拘束する法的な正当性はなく、起訴もされていない」と述べ、「彼らはただ秘密のファイルがあると言うだけだ」と続けた。

ムアマル氏は、息子は検査のために定期的に病院に行く必要があり、落ち着いた環境を必要としていると話した。10日の裁判に出席したムアマル氏は、息子の拘束を延長するかどうか決めるのに、当局があと数日必要としていると告げられた。

ムアマル氏は次のように振り返った。「今日、息子を見た」

「息子は唇を動かすことができず、目も動かすことができず、笑うこともできなかった。これらは病気の症状だ…… 我々は息子の健康状態をとても心配している」

イスラエル軍とイスラエルの国内諜報機関シンベト(Shin Bet)は、コメントの求めに現時点で応じていない。

パレスチナ人拘留者を擁護するイスラエルの人権団体「HaMoked」の責任者を務めるジェシカ・モンテル氏は、HaMokedが情報公開請求に対する回答を得た9月の時点で、イスラエルは未成年者6人を行政拘禁していたと述べた。

現在、パレスチナ人の成人約500人が行政拘禁されている。

モンテル氏は、「行政拘禁は極めて稀なケースに限定されるべきだ」と述べ、「イスラエルが行っているように大規模に行われるべきではない。成人に対しても行われるべきではないし、ましてや病気の子どもに対して行われるべきではない」と続けた。

AP通信

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