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ハマス、ガザ調停団に「さらなる交渉」ではなくバイデン停戦案を実行するよう指示

2024年8月11日、イスラエルとパレスチナの過激派組織ハマスとの間で紛争が続く中、ガザ市のシェイク・ラドワン地区でイスラエル軍の砲撃後の被害状況を視察する女性。(AFP=時事)
2024年8月11日、イスラエルとパレスチナの過激派組織ハマスとの間で紛争が続く中、ガザ市のシェイク・ラドワン地区でイスラエル軍の砲撃後の被害状況を視察する女性。(AFP=時事)
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12 Aug 2024 07:08:50 GMT9
12 Aug 2024 07:08:50 GMT9
  • 仲介者はイスラエルとハマスの双方を木曜日の交渉に招いた。
  • ガザでの停戦交渉はこれまで何度か失敗している。

ガザ:ハマスが日曜日、米国、カタール、エジプトの調停者に対し、”さらなる交渉 “を行う代わりに、ジョー・バイデン米大統領が提示したガザ停戦計画を実行するよう求めた。

ハマス側は声明で、「調停者たちは、バイデン氏のビジョンと国連安保理決議に基づき、彼らが提案したことを実行に移す計画を提示し、占領軍(イスラエル)に従わせることを要求している」

調停者は木曜日にイスラエルとハマスの双方を交渉に招待した。

先週、ハマスの政治指導者であるイスマイル・ハニヤ氏がテヘランで殺害された直後、イスラエルはパレスチナ自治区で拘束されている人質の解放を促進するため、新たなガザ停戦交渉に合意した。

イランとハマス側は、ハニヤ氏殺害についてイスラエルを非難している。

ガザでの停戦交渉は、11月末の1週間の停戦を除いて、これまで何度か失敗している。

この停戦では、イスラエルの刑務所に収容されていた数十人のパレスチナ人囚人と引き換えに、数十人の人質が解放された。

5月31日、バイデン氏はガザ停戦のための3段階計画を発表した。

計画の第一段階は、6週間にわたる「完全かつ完全な停戦」で、イスラエル軍は「ガザのすべての人口密集地域」から撤退する。

ハマス側は、10月7日の攻撃で捕らえられた女性、高齢者、負傷者を含む「多数の」人質を解放する。殺された人質の遺骨も返還する。

それと引き換えに数百人のパレスチナ人囚人が解放されるだろう。

パレスチナ市民は、数ヶ月に及ぶイスラエル軍の爆撃で荒廃した北部を含む、ガザ全域の「家と近隣」への帰還が許可される。

最初の6週間の間に、イスラエルとハマスが「敵対行為の恒久的な終結である第2段階へ進むために必要な取り決めを交渉する」ことになる。

交渉が続けば停戦も延長され、調停者は交渉が継続されるよう努力すると、バイデンは当時述べた。
第2段階では、イスラエル軍はガザから完全に撤退する。

ハマス側は、男性イスラエル兵を含む「残っている人質全員」を解放する。これはハマスにとって過去に重要な難点だった。

双方がこの取り決めを守れば、「敵対行為の永久停止」につながる、とバイデン氏はイスラエル側の提案を引用して述べた。

最終段階である第3段階では、米国と国際社会が支援するガザの大規模な復興・安定化計画が開始される。

イスラエルの公式発表に基づくAFPの集計によると、10月7日のハマスの攻撃で、1,198人(ほとんどが民間人)が死亡した。

また、武装勢力は251人を拘束し、そのうち111人はいまだにガザに拘束されている。

ハマスが統治するガザの保健省によると、イスラエル軍の報復攻撃により、少なくとも39,790人が死亡したという。

AFP

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