ダマスカス:ドイツ地球科学研究センター(GFZ)によると、月曜深夜、ヨルダンとシリアでマグニチュード4.8の地震が発生、両国とレバノンの住民がその影響を受けた。
GFZによれば、地震は深さ10kmで発生した。マグニチュードは5.46と発表されたが、数分後に下方修正された。
シリアのハマス市保健局長のマヘル・ユーニス氏によると、少なくとも25人が地震による揺れで軽傷から中程度の怪我を負ったという。
シリアの国営通信SANAは、震源地はハマ東部であると発表した。
ハマ市から東に約30キロ離れた町サラミヤでは、住民が恐怖のあまり暗い通りに飛び出したと、そこに住む国家公務員のナーセル・ドゥユブさんは語った。
「私の息子は寝ていました。どうやって息子をつかまえて家から出たのかわかりません」とドゥユブさんはロイターに語った。
住民は、バルコニーが倒壊し、救急車が気を失った人々を運んでいるのを見たと語った。
シリアの他の人々は、マグニチュード7.8の地震で5万人以上が死亡した2023年のことがすぐにフラッシュバックしたと語った。この地震はまた、両国に広範な破壊を残した。
シリアの首都ダマスカスに住むウンム・ハムザさんは、「まるで大地から出てくるような同じ音でした。前回と同じようにめまいがして、前の地震で何が起こったか知っていたので、恐怖はもっとひどかった」
戦争で引き裂かれた国の北部の反体制派が支配する地域で活動するシリアの民間防衛は、予想される緊急事態に対応するためにいくつかの地域に配備されたが、これまでのところ被害の報告は受けていないと述べた。
レバノン全土の住民も地震を感じた。レバノンとシリアの両国は、ガザ紛争と並行して地域の敵対行為が繰り広げられる中、過去10ヶ月間イスラエルによる空爆を受けており、数人の住民は当初、この地震を空爆だと思ったという。
ヨルダンの国営通信は、最初の地震から1時間もたたないうちにマグニチュード3.9の余震があったと伝えた。
ロイター