ワシントン:アントニー・ブリンケン米国務長官が中東歴訪を延期し、火曜日に予定していた出発を遅らせたと、今週予定されているガザ停戦協議を前にAxiosが報じた。
米外交トップの渡航が延期されたのは、「情勢が不透明」だからだと、Axiosは2人の無名の情報筋の話を引用して伝えた。
火曜日、ハマスが数ヶ月ぶりにテルアビブに向けて2発のロケット弾を発射した。
月曜日、アメリカ政府高官は、木曜日の会談は予定通り続けられると予想していると述べた。
また火曜日に、ブリンケン氏は200億ドル以上に相当する戦闘機やその他の軍備をイスラエルに売却する可能性を承認した、と国防総省は発表した。
国防総省の声明によれば、ブリンケン氏は190億ドル近いF15戦闘機と装備品の売却を承認した。また、約7億7400万ドル相当の戦車弾と5億8300万ドル相当の軍用車両の売却の可能性も承認した、と国防総省は述べた。
戦車弾はほぼ即座に引き渡しが可能になるだろう。ボーイング社のF-15戦闘機については、納期がかかるといい生産と納入に数年かかるだろう。
アメリカは、中東の同盟国であるイスラエルがガザ地区で戦争に突入し、パレスチナの飛び地が壊滅的な打撃を受ける中、断固としてイスラエルを支援している。この戦争は、過激派組織ハマスが10月7日にイスラエル南部を攻撃したことによって始まった。
イスラエルへの武器を承認する一方で、ワシントンはガザでの停戦協定を取り決めようとしている。
最近、イランでハマスの指導者イスマイル・ハニヤ氏が、ベイルートでヒズボラの軍事司令官フアド・シュクル氏が殺害されて以来、より広範な戦争への懸念が高まっている。どちらもイスラエルに対する報復の脅威を引き起こした。
ロイター