
国連: イエメンのイラン系フーシ派は、紅海で損傷したギリシャ船籍の原油タンカー「スニオン」にタグボートや救助船が到達できるよう、一時停戦に合意したと、ニューヨークの国連イラン代表部が水曜日に発表した。
「数カ国がフーシ派に要請し、タグボートと救助船が事故地域に入るための一時停戦を要請している」とイランの国連代表部は述べた。「人道と環境への配慮から、アンサルラ(フーシ派の別名)はこの要請に同意した」
スニオン号は先週、イエメンの港湾都市ホデイダ沖で複数の弾丸の標的にされた。国防総省のスポークスマンが火曜日に語ったところによると、スニオン号は紅海でまだ燃えており、現在は油が漏れているようだという。
イエメンで最も人口の多い地域を支配するフーシ派が攻撃したと述べた。同グループは、イスラエルとガザのハマス武装勢力との戦争におけるパレスチナ人と連帯して、船舶を攻撃している。
イエメンのフーシ派スポークスマンのモハンマド・アブドルサラーム氏は、水曜日にロイター通信に対し、一時停戦はなく、いくつかの国際的な当事者から連絡があった後に、石油タンカースニオンの曳航を許可することに合意しただけだと語った。
国防総省のスポークスマンであるパトリック・ライダー空軍少将は火曜日、第三国がスニオン号の引き揚げを助けるために2隻のタグボートを送ろうとしたが、フーシ派は攻撃すると脅したと述べた。
イランの国連ミッションは水曜日に 「紅海で援助を提供できず、原油流出を防げなかったのは、標的にされる可能性に対する懸念よりも、むしろ特定の国の怠慢に起因するものだ」と反論した。
ロイター