アンカラ:トルコは8月30日、イスラエルの情報機関モサドの金融ネットワークを管理していたとして、コソボ人を逮捕した。
トルコ情報機関MITによれば、リリドン・レクシェピ容疑者は8月30日にイスタンブールで拘束され、トルコで活動するモサド関係者に資金を送金した疑いが持たれている。
トルコは、イスラエルがガザ地区でハマス過激派と戦っていることを非難しているが、今年、モサドとの関係が疑われる20人以上を拘束している。
MITの声明によれば、レクシェピ容疑者は8月25日にトルコに入国して以来、監視下に置かれていた。彼はコソボを中心とする東欧諸国からトルコのモサド諜報員への資金移動を斡旋したとされている。
声明によれば、レクシェピ容疑者が送金した資金は、シリアでの情報収集、パレスチナ人に対する心理作戦の実施、ドローン関連作戦の調整に使われたとされている。
レクシェピ容疑者はトルコに資金を移動させるために送金サービスを利用した。入国後、資金は現場の工作員に分配され、工作員は資金の一部をシリアの資産に送金した。
ロイター