エルサレム:ベンヤミン・ネタニヤフ・イスラエル首相は水曜日、イスラエルは、ガザ南部とエジプトの国境地帯がハマスの生命線として利用されることがないことを保証する場合にのみ、ガザでの恒久的停戦に同意すると述べた。
「それが実現するまで、我々はそこに留まる」と彼はエルサレムでの記者会見で語った。
ネタニヤフ首相は、いわゆるフィラデルフィア回廊からの撤退について、国際的な圧力によって事実上不可能になると述べ、42日間続くと予想される合意の第一段階での撤退を真っ向から拒否する姿勢を繰り返した。
その後、恒久的な停戦が合意されるためには、イスラエルは、戦後のガザを運営する者が誰であれ、回廊がハマスの武器や物資の密輸ルートとして使われるのを防ぐことができるという保証が必要だ。
「誰かがそこにいなければならない」ハマスによる10月7日のイスラエル攻撃を引き合いに出しながら、「紙の上でも、言葉の上でも、スライドの上でもなく、毎日、毎週、毎月、以前ガザで起こったことの再発を防ぐことができることを実際に示してくれる人を連れてきてほしい」
「検討する余地はあるが、今すぐには無理だろう」
エジプトと国境を接するガザ地区の南端に沿ったフィラデルフィア回廊は、ガザでの戦闘を停止させ、パレスチナ人囚人と引き換えにイスラエル人の人質を帰還させるという合意への主な障害のひとつとなっている。
ネタニヤフ首相は、イスラエル軍がハマスに武器や弾薬を供給するために使われたとする数十のトンネルを発見したこの通路の支配権を維持することを主張している。
その中には、イスラエル軍が密輸を阻止するために必要であれば、標的を絞った介入ができると考えている自国の治安当局の多くも含まれている。
日曜日にガザ南部のトンネルから遺体が発見された6人を含む多くの人質の家族は、軍隊を通路に留めることを主張することで、愛する人を犠牲にしていると非難している。
しかし彼は、ハマスへの圧力を維持することが、ガザに残された101人の人質を返す最善の方法だと述べた。
「人質を解放するためには、圧力をかける必要がある。人質を解放したければ、フィラデルフィア回廊を支配しなければならない」と語った。
ロイター