バグダッド: イラクと米国は、米国主導の反ジハード連合軍から段階的に撤退することで合意したが、最終合意にはまだ署名していないと、イラク国防大臣が日曜日に発表した。
米国はダーイシュに対抗する国際連合軍の一員として、イラクに約2500人、シリアに約900人の部隊を展開している。
米国はバグダッドと数カ月に及ぶ撤退協議を続けているが、今のところそのスケジュールは発表されていない。
日曜日、イラクのタベト・アル=アッバシ国防大臣は、汎アラブテレビ局アル=ハダスに対し、連合軍はバグダッドとイラクの他の地域の基地から2025年9月までに撤退し、北部クルディスタン自治区からは2026年9月までに撤退すると述べた。
撤退は「2段階」であり、「おそらく数日以内に合意に署名するだろう」とアッバシ氏は語った。
アッバシ氏は、ロイド・オースティン米国防長官が会談で、撤退を実行するには「2年では足りない」と述べたと付け加えた。
「我々は、3年目の延長に関する彼の提案を拒否した」とアッバシ氏は語った。
連合軍はイラクとシリアの両方で、無人偵察機やロケット砲で何十回も攻撃されている。10月初旬からのイスラエルとハマスのガザでの戦争に関連した暴力は、中東全域でイランに支援された武装グループを引き寄せている。
米軍は両国において、これらのグループに対して何度も報復攻撃を行っている。
ダーイシュ・グループは2014年にイラクとシリアの一部を掌握し、3年後にバグダッドによって、2019年にはシリアで敗北した。
しかし、ジハード主義の戦闘員たちは、もはや支配地域はないものの、人里離れた砂漠地帯で活動を続けている。
イラクの治安部隊は、ダーイシュ残党は大きな脅威ではないため、無援助で対処できると述べている。
AFP