カイロ:イスラエルの空爆により月曜日、ガザ地区全域が攻撃を受け、ジャーナリストとその家族を含む12人が死亡したと医療関係者が発表した。イスラエルがレバノンのヒズボラとの戦闘を強化する中、地上戦の激しさは弱まっている。
パレスチナの保健当局によると、パレスチナ側の視点に立った英語での戦争に関する記事を書いていたワファ・アル・ウダイニ氏が、ミサイルが彼女の家を直撃した際に死亡した。彼女の夫と2人の子供も死亡した。
イスラエル軍からの即時のコメントは発表されていない。
ハマスが運営するガザ政府報道官は、ウダイニ氏の死により、10月7日以降のイスラエルの攻撃により死亡したパレスチナ人ジャーナリストの数が174人に達したと発表した。
別の攻撃では、エジプトとの国境近くのラファでパレスチナ人が1人殺され、数人が負傷した。また、北部のベイト・ハヌーンでは空爆により1人が死亡し、数人が負傷したと医療関係者が発表した。
また、月曜日の夜には、ガザ地区にある8つの歴史的な難民キャンプのひとつであるヌセイラットの民家に対するイスラエルの空爆により6人が死亡したと保健当局が発表した。
一部の住民は、イスラエルがレバノンのヒズボラに対する軍事攻勢をエスカレートさせ、金曜日の空爆でヒズボラの指導者であるサイード・ハッサン・ナスララ師を死亡させたことにより、ガザ地区での戦闘やイスラエルの軍事活動はここ1週間でやや減少したと述べた。ヒズボラは土曜日にナスララ師の死亡を発表した。
地上戦の激しさは低くなったが、イスラエルは飛び地に対する空爆を継続している、と同氏は付け加えた。
ヒズボラは、ガザ地区の同盟国ハマスを支援するため、ほぼ1年にわたってイスラエルにロケット弾を発射している。
ガザ地区南部では、イスラエル当局がハーン・ユーニスのナーセル病院外科部長のハレド・アル・サー氏を含む12人のパレスチナ人を釈放したと、医療関係者やハマス系のメディアが伝えた。イスラエルによって釈放されたパレスチナ人らは、イスラエルの刑務所で拷問や虐待を受けたと訴えているが、イスラエルはこれを否定している。
イスラエルとハマスは、10月7日にパレスチナの武装集団の武装勢力がイスラエル南部に侵入して以来、戦闘を続けている。イスラエルの集計によると、1200人が死亡し、約250人の人質が捕らえられた。
ガザ地区の人口230万人のほとんどがこの戦争によって避難を余儀なくされ、ガザ地区の保健当局によると、41,500人以上のパレスチナ人が死亡している。
ロイター